2025年
2月
19日
水
客席数について

計画中の飲食店舗を考えながら客席数を考察してみました。
過去に施工した飲食店舗の客床面積に対する客席数をいろいろな物件から計算してみました。
店舗面積ー(厨房面積+トイレ/化粧室+パントリー+バックヤード+収納等)=客床面積と計算しました。
もちろん、カウンター席やテーブル席、ひとりビッグテーブル、変形ベンチシート等さまざまなパターンがありますが、単純に計算しています。
一例ですが
客床面積21平米で15席=一人当たり1.40平米
客床面積26平米で19席=一人当たり1.36平米
客床面積35平米で34席=一人当たり1.03平米
客床面積15平米で10席=一人当たり1.50平米
客床面積33平米で27席=一人当たり1.22平米
というような数字でした。
よって一人当たりの面積は1.1平米〜1.5平米あたりかと思います。
飲食店舗を計画される際の概ねの客席数は、厨房やトイレなどを4割とした場合
全体面積×0.6÷1.4ぐらいの目安で客席数が出てくると思います。
あくまでも弊社の資料だけで計算していますので、異論があるかもしれませんが参考になればと思い書いてみました。(間違っていればゆるして下さい!)
2025年
2月
10日
月
懐かしく感謝です

先日、久しぶりに大阪の天神橋に現場調査に行きました。
この建物は今回訪問目的の現場調査の建物ではないのですが、私が13年前脱サラをして会社を起こし不安一杯で過ごしてた時期、初年度に工事をさせて頂いた思い出深いセレクトショップです。
たまたま今回調査物件の近くで少し寄ってみました。
アルミサッシの質感が嫌でスチールの角材を現場で溶接してもらい、このファサードのサッシを作り、職人さん数人と掛け声と共に起こした事を思い出しました。

右の写真が13年前に作った姿です。
当時はアパレル&雑貨系のセレクトショップとしてデザインと施工をしたのですが、今では少し手を加えられ、サッシの色は青色に塗り替えられ外壁を覆う壁などもなくなって、飲食店に変わっていました。
店舗デザインをする身から言うと、業態が変わる場合、一旦外部のファサードを解体する際、こんなサッシも取り払って新しくする事が多いのですが、このサッシだけでも残っている事が大変光栄で本当に嬉しく思いました。
いずれはなくなる時が来るのでしょうが、私が死ぬまであって欲しいな〜と思いました。
2025年
2月
03日
月
「あんこと焼き菓子」現場2

新甲陽町にて店舗内装工事を進めています。いたってシンプルな内装でして、給排水の仕込みや電気配線の仕込みなどを終えて、壁や天井を補修した上、ほぼ全面パテにて補修している状態です。この後、壁や天井を塗装していく予定です。
商品をお渡しするカウンターは造作したのですが、施主様から希望があり腰部分はモルタル仕上げにして欲しいとのご要望で、左官仕上げにしています。

いつもの熟練した職人さんにモルタル仕上げをしてもらったのですが、できるだけツルツルにしごいて下さいと伝えたところ、見事にツルツルになりました。
今流行の樹脂モルタルに見間違えるほどの仕上がりです。
ほとんど完成には向かっているのですが、小さなカウンターやトイレ内部の改装など、もうしばらく現場はかかりそうです。
明日からまた寒さが厳しくなるとの話があり、暖房がない現場は底冷えして、乾かさないといけない作業は少し時間がかかりそうです。
2025年
1月
27日
月
洋風居酒屋をラーメン店に改装

西宮の門戸荘で洋風居酒屋さんをラーメン店に改装しています。
店舗の内装はほぼそのままで、男性が好むラーメン系ではなく、女性ターゲットのヌードル系とでも言うのでしょうか、そんな店舗になるように改装しています。
そんな計画から厨房を広く、副菜も作れ、ワンオペでも対応ができるように厨房面積を広くするために、以前あった壁を解体することからのスタートです。

早々に厨房を隠していた壁を取り払い、給排水関係の配管工事をしています。
幸い2階店舗で床下にピット空間があったので、比較的容易に配管ルートの切り替えや増設ができます。
もし床下に空間がなければ、厨房部分を床あげをしてステージのようにしなくてはなりません。もともとよく考えられている店舗内装です。
給排水の切り替えや増設が終われば、床を補修して目隠し程度の壁を作ろうと思います。
我々が内装を進めているうちに、いろいろなアイデアも施主様も固めているようで、何となくオープン後の姿が見えてきたようです。
2025年
1月
17日
金
「あんこと焼き菓子」現場1

年が変わり「あんこと焼き菓子」の店舗工事をしています。
もともとシフォンケーキのお店だったので、冷凍冷蔵庫や厨房機器関係のコンセントがいたるところに設置されていたので、まずは必要なコンセントの撤去や移設、それに新しく専用回路のコンセントなどの配線工事をしています。

通常厨房内には電気式オーブンや電子レンジ、電気炊飯器、エスプレッソマシーン等々、結構電気容量の多い機器が集中して置かれるために、事前に何処の場所でどの様な機器を使用されるかを入念に打ち合わせしないと、一度に機器を使用すると分電盤内のブレーカーが落ちるなどになると作業効率も落ちるため、できるだけ専用回路を設けて、ブレーカーが落ちないように努めます。
後、水がからむ機器はアース線が必要ですし、機器によってコンセントプラグの形状なども違いますので、その辺りも注意が必要です。
最近は施主様が持ち込まれる機器類が多いのですが、その場合はできるだけ型番や仕様書などを準備していただければスムーズに進める事ができます。
しかし、今日も朝早い時間帯はすごく寒かったです。
あんまり暑いのも嫌ですが、もう少しだけ暖かくなればと願っております。
2025年
1月
07日
火
新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。旧年中は暖かくご愛顧頂きありがとうございました。
今年も真摯に励みたいと思います。
さて、年末から「よもぎ蒸しサロン」の工事をしております。
小さな古い戸建ての2階を改装して、隠れ家のようなサロンを作っています。

よくよくある古い砂壁の住宅です。
大体尺単位で作られているので、鴨居が低くて天井が低くて、畳の生活の基準がこのようなサイズ感です。
2部屋続きの和室を片部屋は古いままで待合コーナー、奥の部屋は新壁を大壁にして洋室に改装しました。
部屋の間の垂れ壁が重く感じたので、垂れ壁の砂壁を撤去して開口にして互いの天井が見えるようにしました。
もちろん最低限の費用でできることを考えて提案させていた頂きましたが、和室側の床は拘りでアカシアの無垢材を貼らして頂きました。
工業製品と価格的には大差はないので、戸建ておいては無垢材は絶対お勧めしたいアイテムです。
この後、施主様がご家族の方と珪藻土の塗り壁をセルフで行われる予定です。
最終段階がどうなるのかワクワク致します。
2024年
12月
19日
木
Bust Salon

元町トアロード沿いのバストサロンの工事を終えました。約7週間の工事期間を頂き無事に終えることが出来ました。
この界隈は女性向けのサロンや歯医者、プチなブティックやセレクトショップが多く、お洒落な女性が多い印象です。
このバストサロンは個室3部屋とWC、スタッフルームと受付スペースとを作りました。
部屋やトイレのドアは全てアウトセットの引戸にしているので、お客様が動きやすいように思います。

受付はシンプルにミニマムな印象ですが、最低限の仕事は出来て、おまけに身支度を整える化粧スペースも2箇所作りました。
床は塩ビのフロアータイル、壁は一般的な壁紙で仕上げ、カウンター背面のパネルは間接照明を仕込んだメラポリ化粧板仕上げです。格子の目隠しは米栂の表面化粧仕上げの無垢材に塗装をしました。
今月からスタッフのトレーニングにかかり来年1月以降〜よりオープンされるようです。
この後、店内店外にサイン業者様が看板類を取り付けされる予定です。
2024年
12月
11日
水
リハビリ施設

西宮市の中須佐町でリハビリ施設の工事を行っています。
以前は自動車の板金塗装の工場として使用されていまして、今回業態変更で外壁と内装の工事をさせて頂きました。
外壁はLSG下地に合板+防水シート+角波の鋼板で仕上げました。
幹線道路に面している為、自動車の排気ガスでの汚れも考慮して洗い易い角波鋼板を選択した次第です。

内部は床にタイルカーペット 、そして歩行トレーニングの床線、その確認の為のミラー、そして天井に回旋系動きと抗回旋系のコントロールに最適なトレニングツールの「TRX」を取り付けるフック金物、そして天カセエアコンの設置と蛍光管からLED管に変更、あと一部電気配線の変更という内容の工事でした。
自動車の板金工場後と言うことで、室内の粉塵が凄くあってかなり清掃しましたが、まだまだ完全には取りきれてないのですが、何とか施設として使用できる程度まで出来たかなと思っております。
年内にはプレオープンされ体験入会を始める予定だそうです。
2024年
12月
05日
木
TimeRoma12月1日オープン

北長狭通から元町4丁目に移転しました「TimeRoman」が12月1日にオープンいたしました。
工事期間45日の1〜3階建ての建物の内装工事です。少しレトロで昭和な空間を、安価でシンプルにこだわり施工させて頂きました。
人形やぬいぐるみを扱うお店だけに少し暖かくほのぼのとした空間も意識させて頂きました。

ちょっとした飾り付けやテントの清掃など、オーナー様とスタッフの方達でやり遂げられ、たくさんのご協力を頂けた工事でした。
お店の場所は元町商店街の中ぐらいに位置するのですが、以前の様な閑古感もなく、神戸を代表する商店街に相応しくだいぶ人通りも増え、ますます賑わいを取り戻しているように思います。
これからますますご繁栄されることをお祈り申し上げます。
2024年
11月
26日
火
福祉施設の工事

もともと車関係の板金加工をされていた場所を、福祉関連の施設に改装しています。
板金加工の工場ですからシャッターを開ければ即作業場という状態で、外壁がなかったのですが、福祉施設とするため外壁を作ることになりました。
まずは粉塵が凄かった室内を高圧機で清掃し、外壁の位置を決めて、フロントサッシを設置する床を10cmほどはつっている様子です。
なかなか硬いコンクリートを一生懸命はつってくれている職人さんの姿を見ていると、なんだかすごく心に滲みました。

それから軽天で外壁を組み、フロントサッシを設置し、はつった床を再度床の高さを合わせて左官仕上げをした状態です。
これから外壁の仕上げを経て、ガラスを嵌め込む作業となります。
いつも飲食や物販の内装の仕事が中心なので、あまりアルミのフロントサッシを設置したりする工事は少ないのですが、あらためて実物をまじまじ見ると、数十年前のアルミサッシ と違って肉厚感や仕上精度が高くて、少し浦島太郎状態です。
まだしばらくは続く工事ですが、納期もはっきりあるので、しっかり仕上げて行きたいと思っております。
2024年
11月
15日
金
Bust Salon の工事1

神戸元町トアロード沿で、BustSalonの工事を始めました。
初老の私は初めて知った業態ですが、女性なら誰でも知っている業態らしいです。
今年は美容関係の店舗をさせて頂く機会が多いのですが、体に関するサービス業が多くなっている感じがします。
街のあちこちに整体やリハビリ・ストレッチやピラティス 、そして美容系等々。
以前はほとんど衣食住関係の案件が多かったのですが、サービス業がますます増えていき、よりはっきり個人の志向が「物」より「事」に比重が移っている様に思います。

工事の方は、少しワンパターンな感じもしますが、個室を作ることは大体同じで、お客様の導線の出済には必ず、アールをつけた壁でプランニングしています。
長方形の部屋も合理的で良いのですが、部屋の一部にアールがついた壁があると、少し空間がまろやかになったようになります。
曲げ合板という便利な素材も手に入りやすく、そんなに高価なものでもないので、どこか1隅でも取り入れてみたらいかがでしょうか?
だんだん気温も下がり、早くもクリスマスソングを流すお店もあります。
私はクリスマスソングの曲が流れ出すと、なぜかソワソワして落ち着かなくなり、仕事も急がされているようで結構苦手です。(笑)
2024年
11月
11日
月
ビスクドールとテディベアの外装

元町4丁目の人形やさんの店舗工事もほとんど完成に近づいてきました。
左の写真は解体を始めた時の写真です。かなり古い建物で、この外壁部分をできるだけ壊さずに再生できないかと思っておりました。
いったん全部撤去して再度作り直すのが一般的だとは思いますが、予算の都合上、ここにはそれほど費用をかける訳にはいきません。

そんな訳で、外壁にケイカル板を貼り塗装をしました。
そして意匠の飾りにモールディングをつける事で可愛い外観になったと思います。
左側のアルミの親子ドアも再利用して同じ様な仕様にしてみました。
全て壊して作るよりだいぶ費用面では安価になったかと思うのですが、他にも何か方法はあるだろうですが、ベストではないでしょうが、ベターだったと思います。
今週中には内部を含めて最終の仕上げをする予定です。
2024年
11月
06日
水
ペットケアサロン

西宮北口あたりにある集合住宅のワンルームの間取りの小さなペットケアサロンの工事をさせて頂きました。
大きな改装ではなく外観と少しの間仕切と設備関係の内容でした。
外観が少し暗かったので、サッシ関係にシートを貼り片方のドアは固定タイプでしたので、造作の壁を作って塗装をしました。

全体的に少し明るくなり、可愛らしい雰囲気になりました。
内部はかなり狭いのですが、充分店舗としては成り立っている様に思います。
家族同然のペットにもいろいろなケアが必要です。オーナー自らそういう環境を経験されての開業です。
少しずつ地域の方に認知して頂きながらご商売を進めていきたいとおっしゃっていました。
私が自分の会社を起こした時も同じ気待ちでしたので、何か愛着がわくお店になりました。少しずつ認知されて行く事心からお祈り致します。
2024年
10月
22日
火
ファサードの変更

元町商店街の中ほどで「TimeRoman」という名のDOLL&TEDDY BEARのお店の工事をしています。
以前は和食店舗でその後外観などは変えずに占いのお店だったそうで、かなり古びた外観になっていました。
この外観からはどうしても少しの手直しだけではドールショップにはなりそうにもなかったので、ファサードを一旦全て撤去しました。

建物自体も築深で平坦なタイルが貼られていたのですが、まずは周りのタイルだけ貸主さんに許可をとりオフホワイトで塗ってしまいました。
それだけでもだいぶ明るくなり少し華やいだ感じになりました。
そして木製の木枠と木製のドア・大きなガラスをはめ込み微妙な色合いの青系の塗装をしようと思います。
この店舗は1〜3階あるのですが、以前2〜3階が住居で、それらを解体するのに結構時間がかかり、やっとここまでたどり着いた感じです。
もうしばらくはかかりそうな工事ですが、リニュアルオープンまで全速力で作業を進めたいと思います。
2024年
10月
15日
火
カウンター天板塗装

阪神深江駅近くで工事中のお惣菜屋さんです。
ほとんど終盤に向けて作業を進めています。
いつも結構悩むもののひとつに木材に塗る塗装があります。
今回、塗装屋さんのお勧めで『NTXウルトラ木匠フラット』を3箇所あるカウンターの天板に塗ってもらいました。2液性の樹脂系ですが、害のある成分は出ないようです。

天板はタモ(またはオーク)の集成材を使うことが多いのですが、費用面から今回はタモの集成材にしています。(洋風に言えばアッシュです。)
ちなみにオークの集成材でしたら、材料だけで倍近い金額差になります。
実際この塗料で塗ってもらうと、なかなかしっとりした生地感で、一般的なウレタンほど硬質な感じもなく、一つの悩みの終着点のような感じがしました。
当面はこの塗料で天板を仕上げたいと思った次第です。
2024年
10月
01日
火
ビスクドールとテディベア

元町通4丁目あたりで、ビスクドールやテディベアなどを扱う物販店の工事にかかりました。
元町商店街は全国的にも通路幅や全体の距離が長く有名で、昔はショッピングされている方の半分以上が外国の方だったと聞きます。

この店は以前は占い店、その前は和食店と1階が店舗、2階3階が住居と使用されたてたんですが、その名残で、1階にトイレがありました。
今回1階から3階まで店舗として使用されるので、一階のトイレが不要となり、思い切って解体をしてみました。

案の定、階段がでてきてトイレ部分も解体することで、かなり有効なスペースができてきました。
工事に着手するまでは、どんな素材で壁の下地が作られているか判明しにくい案件でしたが、幸いにブロック壁だったので、解体することができました。
おそらく業者によってはコンクリートなのかブロック壁なのかわからない場合、無理だと言うところもあると思いますが、着手までは断言はできませんが、できる事は横着なことを考えずに施工していきたいと、常に思っております。
11月中旬ぐらいまではかかりそうな現場ですが、丁寧に心を込めて作っていきたいと思います。
2024年
9月
25日
水
深江のお惣菜屋さん2

深江のお惣菜屋さん工事も内装が着々と進んできました。
写真は現在の内装状況です。
元々天井以外はスケルトン状態でしたので、全ての壁部分に側壁を新たに造作し、天井もプラスターボードを増し貼りしました。
壁天井については、引き続きパテ処理を行い、クロスで仕上げる予定です。
造作カウンター裏の厨房部分は、厨房機器の給水排水等の接続が必要なため、20センチ程度床上げを行い、床上配管としています。
基本的に店舗工事は、賃貸物件であることが多く、退去時の原状回復のこと等も考え、既存の床上に新たに床を作成し、その間に配管を通すことが多いです。
また、既存の床下に配管を通すことになると、床を削って配管しなければならなく、工事中にすごく大きな音がします。
そう考えると、床上配管は単純ですが、店舗工事には向いている工法だと思います。

続いてファサード部分は、下地が組み終わり、概ねイメージがつかめてきました。
以前のブログでも紹介した通り、ドア部分以外は全てガラスを嵌め込み、FIX窓にする予定です。
店名が書かれたテントをつける予定ですが、お惣菜屋さんらしく、それでいておしゃれな色合いは何色が良いか現在検討中です。
現在並行して、何店舗か工事を行なっているので、他の現場の様子についても、当ブログで紹介していきたいと思います。
2024年
9月
10日
火
工事の進捗状況
こんにちは(Y)です!
現在、武庫之荘で珈琲焙煎所・明石でお番菜小料理店・深江でお惣菜屋さんの工事をさせていただいております。
工事が少しずつ進んでいるので、今回は進捗状況をupしたいと思います。
まずは、珈琲焙煎所。
写真の通りファサード部分ですが、枠組みと木部の塗装が終わりました。
外壁はブルー、木部はシックなブラウンになっています。
特にファサード部分は、お店の印象付けに大切な部分なので、お店のコンセプトやターゲットにしている年齢層等で色合いを決定する部分になります。
今回はシックなブラウン色なので、上品で落ち着いたイメージになったかと思います。あとは、ドアの取り付けを行うと概ね完成状態になります。
入り口の土間部分はタイル貼りを行いました。
続いては、明石のお番菜小料理店。
写真はお客様に提案したイメージパースと、現在の進捗写真です。
こちらもカウンター部分が概ね完成し、内装壁等も完成しました。
お客様がご持参される椅子の高さが750mm程度の物でしたので、カウンター高さは1050mmのハイカウンターにしました。
ハイカウンターは、従業員とお客様の視線が同じ位置になり、コミュニケーションがとりやすく、圧迫感が少なくなるメリットがあります。
しかし、一般的な日本人が椅子に座っても、足を床につけることができないので、写真のような足置き部分が必要になります。
続いては深江のお惣菜屋さん。
写真はカウンター作成のための図面になります。
カウンターを作成する際は、写真のような図面を作成した上、長さや高さ・デザイン等を共有し大工さんが造作で作成します。
厨房機器前に設置するレジカウンターは、厨房部分の床上げ(200mm程度)を行うため、高さは1150mmに設定しました。
他のカウンターはお客様がお惣菜を手に取りやすいようにする為、高さ900mmに設定しました。
仕上げは、縦方向に羽目板を取り付けた上、白色塗装を行い、可愛らしいデザインにしたいと考えています。
まだまだ工事は続きますが、引き続き頑張っていきます。
2024年
9月
02日
月
深江のお惣菜屋さん
灘区の深江にて、お惣菜屋さんの工事が開始しました。
写真は既存状況とファサードのイメージパースの画像になります。
お客様のイメージとしては、シンプルでおしゃれなカフェのような雰囲気のお店にしたいとのご要望でしたので、老若男女問わず入りやすいファサードをイメージしてみました。
お惣菜屋さんとのことで、中の様子が確認できて、外から見ても入りやすいファサードになると思います。
続いて内装ですが、写真は同じく既存状況と内装のイメージパースです。
できるだけ広い空間でお客様が自由にお惣菜を手に取れるよう、間仕切り壁はあまり設置しない設計にしてみました。
左右のカウンターと正面カウンターは造作で作成する予定です。
全体的にシンプルで清潔感のあるお惣菜屋さんにしたいなと思います。
現在は解体作業を行なっているので、工事の状況もまたupしていきたいと思います。
弊社では、お見積もりから上記のようなイメージパースまで全て無料で作成しております。まだ少し余裕もありますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
まだ暑い中ですが、引き続き頑張っていきたいと思います。
2024年
8月
19日
月
お番菜小料理店

長い長い盆休み期間でした(ヤレヤレです)
通常の企業には良いのかも知れませんが、我々のような施工業者はこの時期すごく困ります。
なんといってもメーカーが長期の休暇をとるので問屋さんもどうしようもなく、材料が買えない状況に陥ります。
幸い弊社がいつもお願いしている建材屋さんは長期休暇にはならないように配慮してくれ、その数日の営業日に合わせ注文することでなんとかお盆期間中も仕事ができました。
お盆期間中は、明石のピザ屋さんをお番菜小料理店に改装する工事にかかりました。

ほとんどテイクのピザ屋さんをお番菜小料理店に改装するというのは、以外と難しく感じます。
居抜きのピザ屋さんはテイクが中心だったようで、厨房機器が大量に設置され、大きなダクトがドカーンとあり、ほとんど製造中心の厨房なのですが、小料理屋さんはカウンターを必要とし、たいした厨房機器が必要なこともありません。
そして洋から和へのイメージ変更など全く正反対の条件が頭を悩まします。
まずはカウンターベースを作り、大きなダクトを短くして、この後不要な厨房機器を廃棄してアイデアを盛り込んでいきたいと思います。
しかし、この物件はかなり難しいです。
2024年
8月
08日
木
雑記と珈琲焙煎所店舗工事

以前店舗工事をさせて頂いた創美(グランフロント北館5階)様から、展示販売しているシャンデリアの照明が点灯するかどうか確認して欲しいと依頼を受け、早速、電気工事士さんと確認作業をする為に店舗の方に向かいました。
4年程前、店舗工事と同時にこのシャンデリアを収納するケースも作らせて頂いたのですが、その時からかなり高額な商品とは聞いていました。

案の定、プライスカードにはなんと、¥71,500,000と表示されていました。高級マンションが買える金額です。
このヨハン・ヨヤヒム・ケンドラーさんはマイセンのお抱えデザイナーのようで創造的なデザインで有名な方のようです。
私には全く関わりがないような世界ですが、金額が金額だけに、触るのを躊躇いながら、点灯チェックをした次第です。
結果的には無事に点灯することが判明し、お店の方も肩の荷がおりた様子でした。

そして、いつもの店舗工事の方は、武庫之荘でイートインを兼ねた珈琲焙煎所の店舗工事をしております。
ファサードのアルミサッシ を撤去していつものように米ヒバで加工した木材を使いファサード組みました。
内部も補修をしながら少しずつ進んでおります。
2024年
7月
31日
水
蟹鍋専門店の工事

新神戸駅の南側で蟹鍋専門店の工事を開始しました。
新神戸界隈はANAホテルを囲み以前たくさん飲食店があったと思うのですが、今はかなり少なく悪く言うと寂れてしまった感があります。
この改装するお店は少し南側ですが、以前はうどんや定食を美味しく頂けるお店だったといろいろな方から伺がいました。
そんな居抜きのお店ですが、外観が少し薄汚れた感じでしたので、少しさっぱりさせたくて安価でできるファサードの改装工事をしました。

外装に合板が貼られ塗装だけだった外観で少し粉物系のお店の様だったので、ベースに防水紙を挟み、構造材ですが比較的安価な破風板(180mm*13mm)
を合板の上に貼り、再度防腐剤入りの塗料を塗りました。
色の選定に迷いましたが、最終的には「蟹」をイメージして、マホガニー色に塗りました。
薄汚れた白いリシンの箇所も再塗装して、少しパリッとしたかな?と思います。
引き続き厨房機器の搬入や家具の搬入もあるので、暫くはかかりそうな現場になりそうです。
2024年
7月
19日
金
芦屋川のビストロフレンチ

芦屋川のフレンチの店舗工事を進めています。
今回、壁に塗り込んでいるのは、フランス漆喰デコプロバンスという漆喰素材です。
石灰岩をベースに造られた人にも環境にも優しい天然100%の漆喰です。
下地のボードにシーラーを塗り、フランス漆喰を塗り込み、最後にワックスをコテで伸ばすという手順で進めました。
ワックスは表面の保護と質感を作るのにマストの素材かと思います。

そして、今回重要な工事箇所として、エアコンを設置したワイン庫があるのですが、かなり厳重に断熱をしたので、大体外部の温度に左右されずに何とか外部が32度程度でしたら乗り越えられそうな雰囲気です。
温度計を設置してワイン庫内部の温度を常に見ているのですが、最低18度ぐらいには達しました。
あとはエアコンが早期に壊れないか、またはエラーを起こさないかを少し監視したいと思います。

厨房機器の搬入も終わり、簡易ですがレジ台も作りました。
施主様から少し手を洗いたいとの話もあり、レジ台に小さなシンクも埋め込みました。
おそらくこの小さなシンクは後に便利さを享受していただけるのではないかと思っております。
この後、ウォールデコさんで作ってもらっているカウンターを設置すれば、基本的な空間作りの作業は終わる段になります。
2024年
7月
10日
水
マツエクとエステの店舗工事2
こんにちは(Y)です!
東加古川のマツエクとエステの店舗工事が順調に進んでいます。
まずは店舗の顔であるファサード部分ですが、以前の枠周りは塗装剥がれがかなり多く、お世辞にも綺麗と言えるような状態ではありませんでした。
塗装色も茶色で落ち着いた雰囲気の外観だったので、今回はエステ店らしく清潔に見えるように白色に再塗装を行いました。
それと併せて、ガラスに貼られていた目隠しのガラスフィルムも剥がしました。
フィルムを剥がすことで、中の様子を外から確認することができる用になり、お客様が入りやすいファサードになったかと思います。
お客様が開店される業種によりけりですが、一見のお客様を呼び入れたい場合やお客様の出入りが多い業種については、今回のように中の様子がなるべく外から確認できるようにするのが大切かなと個人的には思います。
続いて店内の現在の様子です。
間仕切り壁の造作が終わり、ドア枠や窓枠類のはめ込みも完了しました。
サロンの開口部は、前回も紹介した曲げベニヤを使用しアーチ型にしています。
最近では美容系の店舗等に多く用いられるアーチ型の開口ですが、カクカクした通常の開口よりもかわいい印象になり、店内を柔らかい空間にしてくれる気がします。特に女性客が多い業種にはぴったりなデザインだと思います。
ここからはクロス貼りや床貼り、電気関係、水道関係の工事等が続いていきます。進捗状況を随時紹介していきますので、また弊社のブログを覗きにきてください。
2024年
7月
05日
金
和菓子店の店舗工事(外郎屋)

6月1日からかかった外郎屋(ういろう屋)さんの店舗工事が終わりました。
阪急夙川の高架下(南向き)店舗です。
広さは5坪ぐらいで弊社が手掛けた店舗としては一番小さな店舗になります。
オーナー様の話では、初めてやるお店なので、少しでもランニングコストを抑えた計画を立てると、小さな店で始める方が良いと思ったそうです。
家賃は毎月絶対出ていくお金なので、重要で大事な判断だと思います。

狭いながらも製造業と飲食業の許可を保健所から頂き、通販販売商品を製造する場所と飲食店とを曜日と時間の切り替えで、行う事で許可がおりました。
そして工事も終わり、製造される商品にちなんで7月7日のオープンを予定されています。
私も頂いたことがあるのですが、風味豊かでわらび餅の様な独創的な外郎(ういろう)ですので、お近くの方は一度お口にしてみてください。
オープン日には独自のイベントも企画されているようですので、是非是非ご贔屓いただけたらと思います。
2024年
6月
26日
水
ウォールデコさんに行く
酒蔵を改装した倉庫に東南アジアの生活に使われていた古木や古材を扱うウォールデコさんに、カウンター造作の打ち合わせに行ってきました。
ウォールデコ株式会社 https://walldeco.jp
西宮にありながらも今まで知らなかったのですが、本当にたくさんの古木や古材が倉庫の中にぎっしりつまり、私にとってはまるで玉手箱のようでした。
今後の店舗工事にも使えそうなものがわんさか有り、かなり刺激をうけた空間です。
カウンター材も結構安価で、ご相談もさせて頂けそうです。
オーガニックな商品やナチュラルな雰囲気やエスニックな雰囲気を求められる施主様への提案には生きてきそうです。
工事実施の際には是非施主様と一緒に、目で見て手で触って頂き素材を選んで行けたら良いかな〜と思います。
2024年
6月
20日
木
マツエクとエステの店舗工事

東加古川でマツエクとエステの店舗工事を開始しました。
東加古川駅近くでは初めての店舗工事なのですが、現場近くにはガールズバーやラウンジなどが多く、夜はかなり賑やかになるそうです。
見込み客が近隣に多そうなので、オーナーさんが見つけたこの場所は良いのではと想像しています。
とくだん変わった店舗工事ではなく、エステルームやマツエクルームなどを作る工事ですが、一部アールをつけた間仕切壁を作っています。

基本的にはLGSで間仕切壁の下地を作り、アール壁のみ木下地として、曲げベニヤを使い施工しています。
曲げるときメキメキと音がするのですが、均等に曲がって行くので、結構綺麗なアールが出来上がります。
材料自体はラワンベニヤの3倍ぐらいの値がするのですが、これに変わる物も今のところ知らないので仕方ないかと思っています。
最近華やかなお店とは恥ずかしくて縁遠くなりましたが、また再チャレンジしてみようかと思います。
2024年
6月
12日
水
フレンチのワイン庫

古い建物(築60年ほど)に倉庫として増築している空間があり、その場所に店舗から見れて、出し入れできるワイン庫を作っています。
厄介な事に丁度西陽がガンガン当たる場所でワインの性格上常時18度ぐらいが適切温度だそうで、このままではエアコンを入れても全く調整が不可能です。
まずは壁を壊して倉庫として増築されている場所に入る為、壁の一部を開口しました。

そして、天井のジプトーンを剥がし、壁を新たに作り、スタイロフォーム(厚み50mm)を天井と壁にぎっしり入れて、細かな隙間は発泡ウレタンフォームを入れ、合板で塞ぐように作りました。
今のところ外部からの温度でワイン庫の温度は上がりません。

そして躯体の柱を見せつつ、窓枠と扉枠を入れた状態が、左の写真となりました。
開口した壁を補修しつつ、これからフランス漆喰とワックスを左官していこうと思います。
もちろん内部には小さなエアコンを設置する予定です。
2024年
6月
03日
月
和菓子店の店舗工事開始

阪急夙川から徒歩15分・JRさくら夙川から徒歩15分・阪神西宮から徒歩15分と3駅からほぼ同じ距離にある夙川サンらいふという古い商店街で、笹外郎(ささういろう)のお店を作り出しました。
小さなお店なので、できるだけ開放的なファサードにして、入店しやすそうなデザインにしてみました。

現状ほとんどタイル貼りの外壁でしたので、思い切ってまずは全て解体するところからスタートです。
リフォーム店舗の場合、現場調査の段階でこのタイル貼りの壁の構造がどうなっているのかがわからないので、最初に壊す時にドキドキします。
内部がコンクリートやブロックだったりすると、解体工事にかなりの労力が必要になり、最悪は思うように改装できない場合も出てきます。
(幸いに、今まで出来なかったことはないのですが・・・)

そして夕方ごろには概ね解体作業が終わり、廃材を片付けて、月曜日廃材処理のトラックに積む段取りです。
暑い中、愚痴も弱音もはかない大工のSさんにいつも感謝です。
明日は久しぶりに休みが取れそうなので、今夜は三宮の夜の街をさまよいたいと思います。
2024年
5月
30日
木
ビストロフレンチの工事開始

以前店舗工事をさせていただいたオーナー様から移転のご要望を頂きました。
場所はJR六甲道から阪急芦屋川への移転です。
肩肘張らないリラックスできるお店で10席程度のゆったりとした席数というご要望です。
店舗面積が狭いので、外部の倉庫の一部を取込み、ワイン庫にする予定です。

早速、解体の作業に入りました。
少し湿った暑さに変わり、今回の最大の難所だと思われる壁の開口作業をしております。
向かって右側の壁にワイン庫内部を望むはめ殺しの窓とワイン庫出入口の扉を設置する予定です。
流石に古い建物で壁は竹を組んだ小骨に土壁を塗り込んだ壁でした。
3箇所に1畳分ぐらいの開口を開けるつもりでしたが、筋交がある壁部分はオーナーと相談の上諦め、2箇所のみの開口で進めていこうと思います。
解体物は、凄い壁材の量でこの解体と廃材処理の作業を終えると希望が見えてくる感じがします。
2024年
5月
20日
月
無料プランニング
進行中の店舗工事を進めながら、新規のお問い合わせ物件も進めております。
流れは、お問い合わせを頂き、日時調整をさせて頂き計画物件にお伺いさせて頂きます。
ご要望と計画物件の測量や調査をして、見積作成の為のプランを作成させて頂きます。
そして、プランと一緒に見積書を作り、ご説明(ご提案)致します。
ここまでは無料で行います。
皆さん予算があってのお話だと思いますが、お気軽にお問い合わせフォームからご依頼してください。
もちろん強引な営業などは一切行いませんのでご心配ございません。
どちらかと言えば淡白です。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
2024年
5月
10日
金
古い長屋造の居宅をカフェに

伊丹市で古い長屋造の一軒をカフェ(TeaRoom)に改装しています。
最初拝見した時、低い天井がせまって開放感がなかったのですが、天井板を撤去し木造組そのものを現し、南面の壁に窓がなかったので、今日2箇所窓部分を開口しました。
天気も良かったので、いざ開口してみると気持ちの良い陽が差し込み、ぐっと閉塞感が無くなったように思います。
もちろん広くなった訳ではないのですが、高さと陽光は広がりを与えてくれたと感じました。

そして長屋造ということで、隣の家とは壁一枚で接している為、防音対策として隣接する壁に防音シートを入れてみました。
正直効果の程がどのぐらいなのかはわからないのですが、防音シートその物がゴム素材で密度があり重いので、多少の効果を発揮すると信じています。
今回、施主様が塗装や塗壁をDIYでされる予定です。
我々はDIYまでの準備ができるまでの工事となりますが、頑張って進めていきたいと思います。
2024年
4月
16日
火
Tea room

隠れ家的な紅茶専門店の工事を昨日から伊丹で始めました。
古い木造の2階建ての住居で、一階部分を店舗に改装する計画です。
早速解体工事にかかったのですが、古い住宅で天井が低く開放感が無いのは計画時から思っていたのですが、仕方ないかと諦めていました。
そして解体作業にかかっていったのですが、天井の隙間から二階の床を覗くと、結構きっちりした床下地がみえ、高さも30cmぐらい稼げそうです。

そこで急遽、施主様もいらしゃったのでいろいろ相談して、天井を撤去して梁部分を現しにして、計画を変更しようと言うことになりました。
経験上この手の住宅は割と雑い作りの物が多くあるのですが、すごくて丁寧な仕事をされる大工さんが関わったのか、現しにも充分耐えうる中身でした。
夕方には天井部分の解体も終わり、なかなか良い雰囲気が見えてきました。
当初の案とは少し変えていかないとダメだと思いますが、これから楽しみな現場になりそうです。
当初の計画は下のイメージパースです。
2024年
3月
25日
月
厨房機器の搬入

現場では厨房床をエポキシ樹脂無溶剤系の厚床タイプの塗装を終えて、厨房機器が搬入されました。
今回の搬入業社さんは(株)マルゼンさんです。
お店全体のほぼ半分を占める厨房面積、動きやすい導線にはお料理作りにかける気持ちがいっぱい詰まった機器類の配置になりました。
余談ですが、厨房機器のメーカーは結構あるのですが、1社で全て揃うところはなく、冷蔵庫系はホシザキ、ガスやシンク系はマルゼン、業態専用の機器メーカー等々、みんな得意な分野がばらけているのが面白いです。
この後、給排水の接続やガス配管の接続を経て試運転となります。

そして客席側もほとんど出来てきました。前回お伝えしたジョリーパッドの塗壁が終わると、すごくお店らしい雰囲気になります。
今回、旧店舗からの移転ということもあり納期には気を使いましたが、なんとか間に合いそうな感じで、とりあえずホッとしている状態です。
2024年
3月
18日
月
塗壁仕上
内装の壁を作り、モルタルで2回下地処理を施し、その上から仕上にジョリーパッド2回施します。この動画は1回目の様子です。
熟年の職人さんで朝早くから黙々と作業してくれています。
ありがたい事です。

大体40平米ぐらいの塗り面積ですが、2人の職人さんが一日弱で塗る事ができます。都合4日必要になります。
完成まではもう少し時間がかかりそうですが、気を抜かず頑張ろうと思います。
2024年
3月
08日
金
木製建具

通常、店舗の入口や窓に使用する建具は木製建具を使用することが多いです。
住宅の場合はほとんど機密性と耐水性を優先してアルミサッシを使用するのですが、趣を大事にする店舗は木製の建具を使うことが多いです。
アルミサッシ の場合は決まったデザインしか一般的にはないのですが、木製建具の場合はサイズや形状、デザインまで自由に制作することができます。
この写真も今店舗工事をしている現場用に制作しました。

材質も選べるのですが、一般的にスプルースで作る事が多いです。
スプルースは北米あたりの針葉樹で、木目が綺麗で加工にむいている材料です。
庇が無く直接建具が外壁に面して雨風が常時かかるような場合は、耐水性の高い檜などが適していると思います。
そして白っぽい色めですので、塗装は必須です。
現場で何種類かの色を作り、施主確認を繰り返し、塗って行くことになります。
2024年
2月
28日
水
ダクト工事

明石駅近くでビストロの店舗工事をしております。
飲食店の店舗工事の場合、工事費用の半分近くを、設備工事がしめます。
主に電気工事、水道工事、ガス工事、そして換気工事等々。
設備工事はどれもかなり重要で、オーナー様との意思疎通をしっかりやらないと、簡単にやり直すことが難しい部分です。

その中の換気工事のダクトを仕込んでいる写真です。
一般のご家庭の場合、家庭用の換気扇程度で良いのですが、飲食店の場合はガス量や電気量、そして換気量は職種によってもかなり違い難しい分野です。
弊社もかなり経験豊富な専用業者様にご協力頂いておりますが業界自体はニッチな分野だと思います。
設備工事全般に言える事ですが、意匠的にあまり目にしない隠れた部分ですが、実際は内装の装飾より大事な部分だと思います。
3月末ごろを目指して工事を進めています。
無事に何事もなくオーナー様に喜んで頂けるよう頑張りたいと思います。
2024年
2月
14日
水
スナックのカウンター

先日、改装工事をさせていただいた福原のスナック。
カウンター天板にシートを貼らせていただいたのですが、光沢があるシートを選ばれたので施工をしてみたのですが、数日たって、表面に傷がかなりつき目立ちやすいとお叱りを受けました。
もちろんサンプル帳で施主様に選んでいただいたものを貼ったのですが、こちらの配慮が足りずに、光沢のあるフイルムには傷がつきやすいとの説明ができず、再度貼り直しとなりました。

前のシートの欠点が出にくい、マットな色目のシート再度貼った写真です。
普段から注意して、お客様目線で素材選びなどもするのですが、今回のようにこちらの落ち度が発生することもあります。
幸い良好な関係を維持できておりますの気持ちよくこちらの負担で再施工させて頂きました。
100%のつもりで施工しているのですが、物を作るという仕事がら1たす1が必ず2になるとは限らない業種です。
できるだけ100%近づけるようにこれからも精進したいと思います。
2023年
12月
26日
火
2023年『ありがとうございました』

児童福祉関係の施設工事を行っています。
最近街中でいろいろな種類役割の児童福祉施設を見かけます。
私が子供の頃を少し思い返しましたが、それほど多種多様にある施設ではなく、放課後教室などが無い代わりにかぎっ子の私は家でじっとしていたように思います。
生活様式の多様化で様々な関連施設ができ、市町村も多大な援助活動もされていて時代の移ろいを感じます。

今このブログを書いているのが12月26日なのですが、早いもので間も無く2023年も終わりそうです。
時間だけは誰にも同じように与えられているので、その与えられた時間を有効に大事に過ごしていきたいと、改めて思っている次第です。
今年もいろいろな方にお会いでき、様々なアドバイスを頂き、仕事ができたこと深く感謝申し上げます。ありがとうございました・・
最近、「買うての幸い、売っての幸せ」が何度も出てくる「あきない世傳 金と銀」を読み始め、今十巻に突入しています。お正月休み中に十三巻まで読み切りたいと思っています。
2024年(令和6年)もよろしくお願い致します。(敬拝)
2023年
12月
04日
月
児童教室とエステ店

こんにちは(Y)です!
ハンバーガーショップとスナックの改装工事が終わり、
来週からは児童発達支援事業の教室を作らせていただきます。
小学校就学前の発達障害のお子様等に対しての教室になるとのことで、チャイルドロックを設置することや、鍵をドアの上部に設置する等、お子様の安全を第一に優先した工事になります。
イメージパースのように、お子様が集団で療育できる教室のほか、個別で療育できる教室や相談室等を作っていきます。
私自身も小さな子供がいるので、子供を持つ身として、このような教室が少しでも多くなり、たくさんの子供と親御様が笑顔で生活してくれればと願うばかりです。

そして、来年1月からはエステ店の新設工事を予定しています。
エステによる施術と化粧品の物販を行う店舗になるため、
イメージパースのように、清潔でシンプルな仕上がりにしていきたいと思います。
工事開始後、経過をブログにアップしていきたいと思うので、また覗きに来てください。
今年も残すところあと1ヶ月ですが、良い締めくくりができるよう、明日からも一層気を引き締めて取り組んでいきます。
2023年
11月
06日
月
カウンターの鼻木

スナックのカウンターを少し綺麗にしたいとのご要望があり、対応させて頂きました。
まずはカウンターの鼻木(肘をかけたりするところ)がベタつく為にフイルムが貼られていました。
塗装屋さんの話では、カウンターに塗られているウレタン塗装が何層かに塗られ、長年の皮脂油が堆積してベタつきを生んでるんじゃないかと言う見解です。
確かにテーブル天板などもウレタン塗装の場合ベタつきが発生していた事があります。
鼻木に貼られたフイルムを剥がしいろいろな溶剤で拭いてはみたものの、結局ベタつきは解決しませんでした。

なんとか解決しようと塗装屋さんと相談して、鼻木のウレタン塗装を剥離材で全て剥がしてみました。
少しずつ剥離材を塗って塗料面を溶かし、コテで何度も少しずつ取ってみました。
2日間かけ5回ほど繰り返し、その都度ペーパーをかけ時間はかかりましたが、ほとんど古い塗料をとることができました。
木目の綺麗な鼻木が現れます。
ベタつきもなくなりかなりスッキリした状態になりました。

変に色をつけないで、クリアーのウレタン塗料を三度ほど重ねたのが左の写真です。
内部で使う塗料や塗り方など、本当に種類も多く、木材の種類の違いや艶やどう表現したいのかも違うので、内装業者的には非常に難しく、施主様との合意形成も難しい部分です。
なんとか今回はベタつきを取って綺麗にする目的は達せられたように思います。
何度も同じような作業をしていますが、いろいろな発見や工夫が必要なこの業界、まだまだ奥行きが深いとあらためて思います。
2023年
10月
26日
木
厨房用排煙処理装置の移設

工事中のハンバーガーショップなのですが、前の店舗の厨房用排煙処理装置の吹き出し位置が西方向に向いていて、訳があって向きを変える依頼が急遽ありました。
排煙装置の位置を変えるために既存のつなぎ口から切り離し、結構な重量があったので、みんなでワイワイ南側を向くように移動させました。

それからいつもお世話になっている、山口板金さんにお願いして、急遽角形のダクトを作ってもらい、無事に接続を終えたのが左の写真です。
店舗工事にはいろいろな問題ごとが多々起こります。
尻込みしていたら何にも進まないですが、勢いよく実直に進めたら何とか解決を見出す事ができると信じて、毎日現場を進めています。
季節が良く気温湿度とも最高に気持ちいが良い時期です。
今日もはりきって現場にまいります。
2023年
10月
18日
水
サンダーバーガー店舗工事

三宮のセンターサウス通りにあった豚丼専門店を業態変更でハンバーショップに改装中です。
前の豚丼専門店の工事をされた業者さんが建物躯体の外壁にコンパネ板を貼り、ジョリーパッドで鶯色の塗り壁にさせれいました。
ハンバーガー屋への業態変更なので、なんかこのイメージをガラッと変えたいと思い煉瓦タイルを貼った外壁に変更する案で許可を頂きました。

まず足場を設置して、今までの鶯色の壁を剥がしました。
安易な取付で割とスムーズに外せました。
外れない場合はこの塗り壁の上から煉瓦タイルを貼ろうかとも思ったのですが、結果的に良かったです。
すっかり元の躯体外壁に戻り、あの鶯色の雑な壁が無くなってスッキリしたように思います。

そして予定通り煉瓦タイルを貼りました。
できるだけリアルにアンティークな煉瓦風タイルを探したのですが、見つけたのはこのオオムラさんのシカゴブリックという商品でした。
タイルを扱うメーカーさんはそこそこ存在するのですが、店舗に使うタイルは結構少なくて、在庫数も限られている場合が多いのですが、私はオオムラさんが相性が良いのでしょうか、ここから仕入れすることが多いです。
この後、2階の壁を黒色に塗装して、開閉式のオーニングとサインを取付る予定です。
2023年
10月
12日
木
スナックの改装

かつては一大歓楽街の新開地・福原で初めてスナックの改装工事の依頼をうけました。
今までスナックからは問い合わすらないのですが、想像だけですが、お客さんの中に必ず一人や二人建築に関する職人さんなどがいて、そのつてで改装工事が進むことが大半だろうと想像します。

しかし今回は代替わりに伴う改装で、あえてお客さんの関係を断ち切って、依頼して頂いたようです。
ともかく古い感じのスナックで外観と店内のトイレのみの交換なのですが、まずは最初に入口のドアを変えました。
この後外装を少し変える予定です。
いつもは古い店舗の場合、高さも無いので木製のドアを作って変えるのですが、防水性とシャッター無しの治安上からアルミのドアにさせて頂きました。
毎日のように新開地に出向いているんですが、パチンコ屋ばかりで昔の演芸場や映画館が立ち並ぶ姿が懐かしく、何かの手法で再生されないかと期待しています。
2023年
10月
03日
火
ハンバーガー店工事開始

洒落たマンホールが設置された石畳の通りでハンバーガーショップの店舗工事を始めました。
最近iphoneで写真を撮っているので結構広く見えてる通りは写真の見た目以上に狭くて、工事車両を止めて道具や材料を降したら、すぐに車を移動させないといけない道路で、工事屋としては大変ですが、通行人にも迷惑がかかりそうで妙に恐縮する場所です。

そんな場所で最大に恐縮していた足場を工事開始2日目の今日、人通りの少ない朝から設置しました。
約90分ほどの作業でしたが、無事に何事もなく終われてほっと胸をなで下ろしている状態です。
明日以降ファサードをガラッと変えるので、サイン関係を撤去して外壁塗装と外壁タイル工事に入って行きます。
同時に内装も変更しますので、たまに経過をブログにアップしたいと思っています。
2023年
9月
20日
水
バーガー店計画

来月初旬からハンバーガーショップの工事にかかります。
だいぶ以前に一度、三宮東北エリアで「〇〇○バーガー」という名の店舗工事をしたことがあるのですが、訳あってすぐにその店は閉店したと聞きました。
現在も他の店舗はもちろんやっており人気店だと伺っております。
そんな中で久しぶりにバーガーショップの店舗工事をすることになりました。

ハンバーガーショップと聞くとマクドナルドやモスバーガー・バーガーキングなどナショナルブランドしか思いつかないのですが、個人店のような個性的なショップが増えれば良いのにと個人的に思っていました。
私はあまりナショナルブランドのバーガーショップには行きません。
美味しくて安いのですが、あのソフトドリンクがあまり好きではなくて、できればビールと一緒に流し込みたい派です。
今回のお店はアルコールも置くと聞いています。
完成時には、たくさんのお客さんが集まり、ビール片手にワイワイしているイメージを浮かべて工事に取り掛かりたいと思います。
2023年
8月
16日
水
コミュニティーカフェ「ちーさん家」

神戸の垂水区にある新多聞センター街
14店舗だけの小さな通り
かつては多聞地域最大規模の団地の住民の生活を支える為に作られたようです。
今は近くに大きなショッピングセンターができ半数近くの商店がシャッターを降ろしている状況ですが、そんな通りにお年寄りから子供さんまでがコミュニケーションをコンセプトにしたカフェの店舗工事をしています。
誰もが入りやすい雰囲気のデザインにして、オーナー様のメニュー価格も安価設定です。

すっかりお年寄りばかりになった地域ではありますが、毎日核店舗になるコープさんは、車の無いお年寄りにはかけがえのない存在です。
そんなコープさんのすぐ前ですから、工事中から通行人の方に何ができるのと聞かれるたびにカフェになる事をお話しすると、ほんとうに良かったと目を細められいろいろな思い出話をされます。
昔、喫茶店が1軒あったみたいですがそのお店もなくなり、買い物の後にゆっくりできる喫茶店がありがたいようです。
もう既に工事中から期待の声を一杯聞きました。
コンセプト通りの反響です。何か微笑ましい現場です。
8月後半にはオープンされる予定ですが、近くの方は覗いて見てください。
2023年
8月
07日
月
オフィースと食品製造厨房施設

6月末ごろから始めた、オフィース兼食品製造所の工事も完成に近づきました。
内装はほぼ終了して今日は洗い屋さんが清掃しています。
昨日日曜日、やっとエアコン工事が終わり今日は快適な環境で作業をしておりますが、それまでは毎日サウナの中で作業をしているかの如く、汗がボタボタ流れる日々でした。
最近は空調服の職人さんがだいぶ多くなったのですが、相変わらず老人組みの職人は長袖の作業服で、不器用な方が多いようです。
基本建物が古く、床鳴りがひどい状況だったのですが、床を補修しまくり、天井壁を作ってクロスを貼ると見違えるように綺麗になりました。

食品製造室は中古の厨房機器を施主様が仕入れ、我々が床の嵩上げ、給排水の仕込みから接続までを受け持った形で進めました。
中古の厨房機器の場合、細かな電気容量やコンセント形状、給排水の配管寸法などが分かりにくいので、現物を確認しながら進めたので、厨房メーカーが据付する時と違いちょっと手間がかかります。
しかし最近は少しでも初期費用を抑えるために中古の厨房機器を持ち込む施主様が多いように思います。
これも時代の流れなのでしょう。
我々工事業者も流れに逆らわずに笹舟の如く施主様に寄り添っていくだけです。
少しタイトな工事期間の現場でしたが、なんとか間に合って良かったと肩を撫で下ろしているところです。
2023年
7月
31日
月
カフェカウンター

こんにちは(Y)です。
垂水区のコミュニティカフェ工事もLGS下地組み、プラスターボード貼り、床下地の造作が完了し、中盤を迎えています。
もともと店内はスケルトンだったため、壁の全面と天井を造作しました。
床は、既存配管(給排水管)が店の奥側(窓の左)にあったため、配管が干渉するエリアは、既存床+150mm程の高さで、新たに床を造作しました。(調整束+パーチクルボード20mm+構造用合板12mm)
現在は写真にも写っている、カウンターを造作しています。

今回のカウンターは、床から天板までの高さが720mmのローカウンターとしました。
この720mmという高さは、ご家庭で使用されているダイニングテーブルとほぼ同じ高さなので、座った際に足が床につき、幅広い年齢層がゆったりできたり、お客様が長時間滞在しやすい等のメリットがあります。
カウンターには他にも、高さが950mm前後のミドルカウンター、高さが1050mm前後のハイカウンターがあり、お店のコンセプトや事業計画に沿って、カウンター高さを決定することが大切になります。

また、写真にあるように、厨房機器で使用する給排水管はカウンターのBOX内を通過させています。
こうすることで、床上げを行わない部分が増えるため、コスト削減に繋がってきます。
最近は猛暑日が多くバテバテな状況ですが、引き続き安全第一で頑張りたいと思います。
工事経過もまたブログにアップしていきます。
2023年
7月
24日
月
古い英国のアンティーク扉

事務所兼食品製造所(厨房)の工事も中盤を迎え、暑さにもがきながらも少しずつ進んでおります。
LGSの下地骨組み、床下地の造作、不陸調整なども済み、室内建具を取付ています。
室内の出入口に使う2箇所の室内建具のみオーナー様が購入されたアンティークの品を取り付ることになっていたのですが、流石に建具枠はアンティークショップには無かったようなので、弊社で建具に合うサイズの枠を新しく作り、吊り下げた状態です。
最終的にはハンドルをつけて錠とクローザーを取付、枠を本体に合わせて塗装する予定です。

こちらの部屋が厨房(食品製造所)になるのですが、壁には水や湿気に強いケイカル板を貼っています。
内部の壁や天井を塗装で仕上げる予定ですが、すぐに厨房機器も入れないといけないので、一番先行して壁を作っています。
こうしてブログはエアコンの効いた室内で作成できるので快適なのですが、流石にこの時期現場はエアコンはない(あっても使用できない)ので職人さん達はかなり暑さでバテているように感じます。
さあ〜、今から現場に走って、飲み物でも補給してもらおうと思います。
2023年
7月
12日
水
コミュニティカフェのファサード
こんにちは(Y)です!
「地域の方々の拠り所になれるような温かなカフェにしたい」という施主様からの素敵なご要望のもと、神戸市垂水区で「コミュニティカフェ」の新設工事が始まりました。
最近はご近所に住んでいる方でさえも、顔や名前もわからない。会話したことがない。等他人に干渉しないことが社会の常識になりつつあります。
勿論、深く干渉することが良いとは思いませんが、個人的には昔の下町のようなアットホームな雰囲気が大好きなので、今回のご要望を聞いたときには大変うれしく思いました。
今回はこのお店のファサードについて、ブログを書いていきたいと思います。
まずファサードとは、建物を正面から見たときの外観のこと。いわゆる建物の顔部分です。ファサードはお店のデザインや雰囲気を表現する大変重要な部分のため、お店によって様々な工夫が必要になります。
今回はアットホームで居心地の良いカフェにしたいので、建具類は木製で製作することにし、大きめの框ドア・FIXドア・テイクアウト用のカウンターと引違い窓の設置をご提案しました。※画像左参照(イメージパース)
大きなガラスがあるカフェは、外から中の様子が伺えるだけでなく、明るく開放的な雰囲気を演出し、通りからの景色や自然光を取り入れることができるため、アットホームな雰囲気にはぴったりです。
施主様からのこんなお店にしたい!というご要望のもと、お店の魅力を最大限演出できるように、これからも色々なアイデアを蓄えて行きたいと思います。
工事の進捗状況としては、概ねLGS下地(ライトゲージスチール)が組み終わったところで、今後は写真の開口部分に建具関係を設置することになります。
※画像右参照(現在の進行状況)
まだまだ工事は続きますので、工事の進捗状況またアップします!
2023年
7月
03日
月
中食の厨房

数年前から続くコロナ禍以降、すっかり外食が減り飲食店の新設が減ってきました。
もちろん改修工事はちょくちょくあるのですが、主に飲食店に持ち帰り用ブース(コーナー等)を作る事など業態に変化をつけてコロナ禍を乗り越えようと努力されてた店舗が多かったように思います。
そんな世の流れでウーバーなどの出前窓口が発展して、中食と呼ばれる業態(持って帰ってすぐに食べれる物)が増えてきました。
実店舗を持たずに厨房だけをレンタルしウーバーなどに登録しているところや、無人冷凍餃子や大型冷凍食品の自動販売機販売などでの為に冷凍食品を作る業者さんなんかも増えてきています。

そんな流れで、冷凍食品を製造する会社の事務所と厨房を作る工事に着手しました。
朝からLGS(ライトゲージスチール)の材料を搬入して早速天井の下地を作っていき、お昼ごろには大体できてきた状態です。
天井の形状や建物の大きさなどで、小さな店舗の時は木下地が多いのですが、単調な天井で広めの店舗でしたらLGS下地の方が断然早いです。
工期が少なくタイトな現場ですが、仕事がある事そして仕事ができる事に感謝しています。・・・・続く
2023年
2月
06日
月
換気フード

西区の押部谷で鉄板焼・お好み焼き店の工事をしています。
結構古いビルでもとは洋菓子屋さん。
あまり予算をかけないで店舗を改装させたいとのご要望で、装飾を抑えめで工事を進めています。
ほとんど給排水工事と電気工事、それとガス工事と少しの内装工事なのですが、やっぱり換気工事は必要です。

いつもは換気フードをステンレスで作るのですが、この写真のようなサイズになるとかなり費用がかかってきます。
今回は予算抑えめということで、カラー鋼板で作りました。
かなりの長期で考えた場合、亜鉛引鋼板とステンレス綱板の違いは多少出てくるでしょうが、機能的にはなんら変わらないので、このような作りでも良いかと思います。
コロナの収束は見えてきましたが、まだまだ飲食店にお客様が戻るのも時間がかかりそうな気配です。
できるだけ安価に店舗工事を考えるのも大事ですね。
2022年
12月
19日
月
トラックのラッピング店
こんにちは(Y)です!
今年も残すところあと僅かになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
弊社はありがたいことに、見積り依頼や工事依頼が多くなってきており、少し忙しくなってきました。
さて、先日は「トラックのラッピング店」への改装見積り依頼を頂き、姫路市へ現地調査に伺いました。
写真の通り、建物はかなり大きく、ここに事務所と作業場を新設したいとのご依頼でした。
現在の予定では、外壁の塗装、事務所部分への壁・天井の造作、事務所から作業場が確認できる窓の設置や、トイレ交換等、全般的な改装工事を予定し、見積もり及びパースをご提出する予定です。
私自身トラックのラッピング店は初めて聞いた仕事でしたが、道路を走っているトラックを見ると、会社名や会社のロゴ等は当たり前にラッピングされており、様々なお仕事があり、世の中は回っているなぁと感じました。
これからはもっと、様々なお仕事に関心を持ち、知識豊富な一人前になれるように頑張りたいと思います。
弊社は、無料でプランニングを作り見積をお出ししております。
まだ少しばかり余裕もありますので、どうぞお気軽にお問い合わせしてください。
よろしくお願いいたします。
2022年
11月
21日
月
プランニング

新人の(Y)君、入社から既に5ヶ月が過ぎだいぶプランニングができるようになってきました。
前職が不動産管理会社で弊社とは全く畑違いというわけではないのですが、内装業界は初めての事で、細かなことは全く知るすべがなかったようです。
それでも少しづつですがプランニングができてきて、上の画像は現在進行中の案件で今ではプレゼンに持って行けるぐらいのレベルにはなってきました。
まだまだ小さな知識を蓄積していかないといけないのですが、経験を重ねて積み上げていって欲しいと思います。
一つの案件の図面を作成しながら、こうして画像で確認することで、どこか無理なところがないかや全体の雰囲気などを調整しながら進めていきます。
この図面と画像をもとに打ち合わせを重ねると、施主様との認識のズレは少なくなり、結果的に互いに良い効果を生み出します。
無料でプランニングを作り見積を出しているのですが、まだ少しばかり余裕もあります。
どうぞお気軽にお問い合わせしてください。
よろしくお願い致します。
2022年
8月
19日
金
OSMO オスモ

飲食店の店舗工事でだいたいあるのが、カウンターの造作です。
最近は良くカジュアルなcafeなどはタモの積層材を使ってオイル塗装をするのですが、ナチュラルな雰囲気がつけやすくほっこりした空間には良いのですが、どうしても輪じみなどがつきやすくメンテナンスを絶やさないよにしないといけなどのデメリットがあります。
そんな事で一度塗料屋さんに良い塗料が無いか相談に行きました。
行った先は兵庫区にある株式会社モリエンさん。オスモの在庫が豊富で色々な相談にのって頂けます。

そこでおすすめされたのが、OSMOのTopOilでした。
OSMOから最近でた商品らしく、テーブルトップに特化したものでした。
今まではOSMOのフロアー用やワトコオイル等を塗っていました。
この商品は、輪じみや高音の物を載せても比較的良いという事で、これを塗ってみようと思います。
昨日塗ったところで乾燥がまだで結果はまだ判明してないのですが、また機会があればご報告したいと思います。
そしてカウンターの仕上を簡単にプロットにしてみました。
他にも色々な仕様がありますが思いつくままに作ったものなのでご容赦下さい。
参考になればと思います。
2022年
8月
06日
土
ARCHICADについて

弊社では私がサラリーマン時代を含め20年ほど前から、アーキキャドを使用して、お客様に出来上がりイメージのプレゼンをしています。
長く使っているので他のキャドに変えるのも難しく、ひたすらこのキャドを使っている状態です。
20年ぐらい前の時は今ほど機能も多くなく、レンダリングなども簡易なものでした。

そのキャドもどんどん進化していき、本当にプレゼンで提案したものが現場で再現されていく感じです。
今では進化したアーキキャドの機能の半分も使いこなせていないかと嘆いていますが、もっと深くこのキャドと向き合いたいと思っています。
元町中華街のシェアキッチンの工事もお盆明けぐらいには完成できそうです。
ご利用になりたい方はお気軽にお問い合わせください。
実験的にサービス期間を設けるそうです。(かなり優遇は聞いていただけそうですよ!)
2022年
7月
27日
水
シェアキッチンとクラウドキッチン③

こんにちは(Y)です。神戸元町南京町の店舗工事が進んできました。
本日は写真に設置しているケーブルラック(キャットウォークのようなもの)についてご紹介します。
当初施工前のプランでは天井裏に通っていた電気配線を1箇所に集約させ、集約された箇所に梁を作って配線を見えない形にしようとしていました。
が、しかし、、実際に天井を剥がしてみると、配線のたわみが思っていた以上に激しく、思っていたよりも複数の電気配線が通っていたため、急遽配線を露出させるデザインへ変更しました。そこで使用したのが上の写真にある、〜〜です。
これは見ての通り、天井部分(鉄筋部分)に金物を取り付け、たらされた長方形のレースウェイに配線を乗せる、シンプルな構造です。
実際に天井を剥がしてからでないと、配線がどのように通っているかがわからないため、今回のようなケースではかなり便利です。
デザインも非常にシンプルなもので、お店の雰囲気を邪魔することなく使用できるので、多くの店舗で見かけると思います。
思いつきそうで、思いつかない製品を考えた方に尊敬するばかりです。

これからは現在見えている石膏ボード(緑色)にクロスを貼ったり、厨房機器を設置したり等工事が終盤を迎えてきます。
工事経過は随時ブログにupしていきますので、よかったらまた見にきてくださいね。あ、あと、コロナウイルスが再流行してきたので、皆様もお体には気をつけてください。
2022年
7月
11日
月
シェアキッチンとクラウドキッチン②

こんにちは(Y)です。神戸元町中華街のシェアキッチン工事が始まりました。
今日の中華街には他県からの修学旅行生?がおられ、先日よりも人通りは少し多かったですが、未だコロナ前ほどのお客は戻ってきていません。
ただ、中華街の方々は各々で店頭販売を行なっていたり、若者に流行りのインスタ映え商品を販売している新しい店舗等もあり、コロナがもう少し落ち着くと、活気のあふれた中華街にすぐに戻れるような雰囲気でした。早く以前の中華街へ戻れるようコロナの収束を願うばかりです。
さてさて本題に入ります。1枚目の写真は現地調査に伺った際の写真ですが、元々は倉庫として使用されており、床が上がっているせいか少し天井が低い印象です。本日はこの天井部分を解体する作業に入りました。

配線やエアコンを隠すために作られている天井ですが、配線類を綺麗に整理し、エアコン本体を現した形にして塗装をすれば、スケルトンの天井でもかなりおしゃれになると個人的には思っています。
また、もともとよりもかなり天井高が高くなり圧迫感がなくなってくるので、開放的な印象になり、お客様が入られる飲食店等にはおすすめです。
普段は天井を解体することなんて思いもしませんが、この作業だけでも印象がかなり変わってきます。
明日からは壁等を作る造作工事に入るので、工事経過を随時アップしていきたいと思います。
2022年
7月
07日
木
シェアキッチンとクラウドキッチン

神戸元町中華街にある、食材商社様の倉庫に小さなシェアキッチンを作ることになりました。
コロナが落ち着きを取り戻したものの、まだ中華街には、コロナ前ほどのお客は戻ってないようです。
最近他の物件でもクラウドキッチンを作る話があり、中食業界(外食と内食の間の業態)がUberや出前館の認知で新たな市場を作り出しているようです。
店舗を持たなくてもシェアキッチンやクラウドキッチンを利用することで、飲食業界に参入するチャンスになりそうです。

今回は食材商社の小さな倉庫を活用してシェアキッチンを作ります。何にでも使えそうな、カフェスタイルの店舗にするつもりです。
平日の1〜2日実験的に借りるのも良いでしょうし、イベント的に期間限定で借りられるのも良いかと思います。
まだまだ消費者の行動形態が見えない状況ですので、実験的な意味合いで、こう言った場所を利用して、消費者の趣向などを探られるのも良いのではないでしょうか・・
2022年
6月
20日
月
西鈴蘭台のカフェ工事

こんにちは(Y)です。
西鈴蘭台の関西スーパーが入っているレ・アールの2Fにカフェが出来ます。
ここは当社の大工さんの奥様が念願のカフェ経営をしたいとのことで、弊社も少し協力しました。
写真は工事前の現地調査段階です。ご覧の通り、以前の店舗が長らく営業していたせいか、かなり年季が入っている状態でした。

全体的に茶色や焦茶色が多く使用されていた店内でしたが、タイル等を白色に再塗装することで、明るく清潔感のある店内になりました。
奥様はフラワーアレンジメントもされているとのことで、奥様がアレンジしたお花もお店で購入することができます。
そのため、店内のカウンターには自然な風合いを感じさせる木材を使用し、自然な雰囲気と清潔感のある雰囲気が合わさることで、とても入りやすく、ハッピーになれるような空間に改装することができました。
6月26日にオープンされますので、近くにお立ち寄りの際は、ぜひ「cafe tantan」へ足をお運びください。
2022年
6月
13日
月
近況報告!

こんにちは。(Y)です!
入社してから早2週間。
早く一人前になれるよう努力していかなくては…。と思い「インテリアコーディネーター試験」に挑戦することを決めました!
10月が試験なので今から詰め込んでなんとか合格します!(合格率は23%)
ちなみに、わからない箇所は社長に全部教えてもらうので、他の受験生よりは優位かな…なんて思ってます。(笑)

さてまたまた近況報告ですが、会社のinstagramとtiktokを作成してみました。
SNSはあまりしたことがないので、ここでも使い方の勉強からスタートしてます(笑)
日々の工事の様子や、今までの施工事例等、店舗工事やリフォーム・リノベーション工事に関係することを投稿していきます。(ちょっと投稿してみました)
本当に暇で仕方がない時にでも確認いただけたら幸いです。
2022年
6月
03日
金
初めまして!
2022年
5月
06日
金
ダイケン スライデックス

このGW中に垂水の喫茶店工事もクロスや床材を貼ったり、照明器具をつけたりして、概ね出来上がった感が出てきました。
マンションなどのリフォーム工事は大型連休中は近隣への配慮で工事ができませんが、店舗の場合は連休中でも工事をすることができる場合が多く日当の職人は本当に助かります。

いつもと特別違った工事をしていないので、なんの情報を伝えたら良いか悩みましたが、今回はスライディングドアの金物をご紹介いたします。
入口の框ドアを手動で開閉させるのですが、お客様に高齢者が多いとのお話を伺っていたので、自閉式のスライディング金具にしました。
商品は(株)ダイケンのスライデックス HCS-50型というもので、50キロぐらいまでの扉なら対応できるようです。
オイル抵抗がついた滑車がレールに沿って動くのですが、レールを少し傾斜さすことで低い方に自閉するわかりやすい方法です。
少し高い金物ですが、お年を召された方には開閉しやすいと思います。
2022年
4月
22日
金
みやまめ珈琲

2月から店舗工事をしていたお店の引き渡しを終えました。
場所は阪急夙川高架下商店街。
おそらくもう50年ぐらい前からある商店街です。
今はシャッターがたくさん閉まっているのですが、半分ぐらいのお店が開いています。
今回の店舗は”INOSHISHI BAKAYARO ・・・・・・”という長い長い店名焼肉バル風なお店を一旦潰しての居抜き改装です。
右隣のシーエスバーガーさんは有名な美味しいハンバーガー屋さんで、元気で愛想の良い、ちょい悪オヤジのオーナーさんがアメリカンでノスタルジックなお店をされています。

そして左隣もちょい悪オヤジのオーナーさんが輸入バイク関係のショップをされていて、ビキニの女性が長いサーフボードで優雅な波乗りしている時代を彷彿させるサーフボードやスケートボードをなぜかディスプレーされています。たぶんオールドサーファーでしょうね・・。
なかなか手強そうなちょい悪オヤジに挟まれて、これから仲良く開店される自家焙煎珈琲の「みやまめ珈琲」さんも末長く繁盛していただきたいです。

今回の工事で最初から気になっていたのですが、前のお店が換気が悪く、肉を焼く煙臭が店内にきつく残っていて、香りを大事にされる珈琲焙煎に影響が残らないかと心配しましたが、残置物を撤去したり、天井を張り替えたりしていくとともに徐々に匂いはなくなっていきましたが、最後の最後までなかなか匂いが抜けきれなかったのですが、なんとか引き渡し時には残らずにいけたと安堵しました。
昔から業界では、お香の匂いと肉を焼く匂いはなかなか抜けないとよく言ったものです。
垂水の喫茶店の工事も中盤を迎えました、引き続き頑張らないといけないですね!
2022年
4月
19日
火
厨房の配管

垂水の喫茶店の工事を続けています。
カウンターの下地部分ができたところですが、この裏側に排水管や給水管を仕込んでいます。
2階の店舗で床を掘削して配管をすることができない建物で厨房の床を上げようかと思ったのですが、できればフラットで使えるようにしたいと思いました。

厨房側からの写真ですが、カウンターの腰部分に配管を仕込んでいます。
いわゆる乾式方式の厨房です。
排水には壁排水と床排水とあるのですが、これは壁排水になります。
給排水関係は飲食系では非常に大事な部分で、厨房屋さんを含めた打ち合わせや設備図面など結構慣れのいる部分でもあります。
まだまだこのお店の工事は続きますが、GW明けにはおおよその形にしたいと思います。
2022年
4月
09日
土
カルプ文字

夙川の焙煎珈琲店も完成に近づいて来ました。
よく屋号の壁面サイン等に使用する、カルプ文字を貼っています。
厚みのある定尺のボード(アクリルとウレタンの積層材)から、文字の形を切り抜き、文字の表面にフイルムも貼り、立ち上がりの側面は塗装をします。
写真の文字は厚みが10mmなのですが、いろいろな厚みができます。
私は一般的に文字の高さの10分の1ぐらいの厚みにするとバランスが取れると考えています。ですので文字の高さが300mmぐらいならば厚みは30mm程度という考え方です。

そして並行して工事をしている垂水のカフェの木工作業もだいぶ進みました。
カフェと表現していますが、喫茶店と表現する方があうようなお店です。
昭和の香りが残る、タバコがのめるお店を作っています。
移転店舗なのですが、既存のお客様が高年齢の方が多くゆっくりタバコを楽しめられる空間を欲しておられるようです。
私も年齢がそこそこ高い物ですし、タバコものみますので、昭和の喫茶店に好んで入ります。
あんまりおしゃれなカフェや若い娘のたくさんいる店は、照れ臭くてよう入りません。
仕事柄勉強の為に、外からジーと眺めて観察は良くしますが・・・
2022年
3月
29日
火
壁面タイル張り

自家焙煎珈琲店の店舗工事を続けています。
カウンターや天蓋をタモの集成材で作り終え、カウンター背面の壁にタイルを張っています。
今回選択したタイルは株式会社オオムラ様の薄型レンガ(コットンアイボリー)です。
いつもこのブログで書いているのですが、タイルを張る職人さんもすごく少なくて、若い職人を見たことがありません。
今後の長いサイクルの中で考えると非常に心配な事です。

このタイル張りでほとんどの下地工事が終わるので、この後塗装工事などを並行しながら、厨房機器の搬入を待ちます。
その後最終的な仕上げに入ろうと計画しています。
だいぶ暖かくなってきて現場的には楽になってきました。
暖かく日が長くなることはありがたい事です。
次は垂水でCafeの工事が続きます。
2022年
3月
10日
木
自家焙煎珈琲店の工事

自家焙煎珈琲店の工事を進めています。
旧店舗と厨房の区画はさほど変わらないのですが、何を調理するかによって厨房機器が変わります。
そんな事から給水・排水・ガス配管などのルートを変えていきます。
実はこの作業における土間の掘削作業が結構ドキドキします。
なにせコンクリートの土間を削岩機で掘っていくので、結構大きな音がします。
近隣には事前に挨拶には行っているのですが、やっぱり苦情があればそれなりにいろんな対応が必要になります。
しかし、今回は隣のお店の方もお互い様と良好で、無事に削り作業も終了しました。ここまで来れば少し安心です。

そして店内にエアコンを追加するのですが、世界的なコロナ禍で半導体不足などで海外工場で生産されているエアコン機器も少し入荷に時間がかかっています。
エアコン機器に限らず、いろいろな海外工場生産品に遅延が出ております。コロナの影響でと言われると、仕方ないですよね〜。
エアコン・給湯器・住設機器・工業製品多数・・・資材不足などなど・・・
そんな状況で工事手順的に内装が進められないので、ファサードの変更を開始しました。仕上げ前の下地塗りだけでも進めようとしたところです。
今の状況がいつまで続くかわからないですが、今後の案件については、今までよりは工事期間を少し長く頂かないといけないような感じです。
2022年
2月
19日
土
厨房機器の廃棄

夙川で店舗工事を開始しました。
前のオーナーさんが何から何まで置いたままの店舗をまず解体しています。
その中に厨房機器もあったのですが、その厨房機器の廃棄費として7万円を新しいオーナー様に見積書を提出していたのですが、契約後厨房機器メーカーさんに廃棄費用を伺うと14万円という事でした。
見積提出した金額の倍ということになって、メーカーさんでの廃棄は予算オーバーなので、民間の廃棄業者さんに見てもらいました。

なんとか色々ご相談させて頂き予算ギリギリにおさまったのですが、明確な定価表なども見ていないないので、廃棄業者さんよっては幾分費用が違うように思います。
少なくとも5年以内の厨房機器なら無償で引き取ってくれるそうですが、それより古くなるとそれなりに費用がかかるようです。
(特にこの店舗の厨房機器はお肉を主に扱っていたので汚れが酷かった)
特にコールドテーブルなどはフロンガスなどが入っているので、どこでも廃棄できるわけではなく、色々廃棄業者さんでも事情があるそうです。
そんなこんなで工事を開始した店舗ですが、とりあえずだいぶスケルトンに近くなってきてホッとしている状況です。
2021年
12月
21日
火
2021年まとめ
2021年も残り10日ほどになってしましました。
今年もコロナ禍で数年前とは違う環境でしたが、ありがたい事に色々な仕事をさせて頂きました。
思えば10年前に脱サラをして、経済的な不安を背負いながらも、少しでも夢のある空間を提案したいと思い起業しました。
そして、なんとか細々ですが10年続けてこれました。
それもこれも、これまで出会ったたくさんの方々のおかげだと思います。
ありきたりの言葉ですが、本当にありがとうございました。
2022年はもっともっと夢のあるValueの高い空間を、いろんな切口から提案をさせて頂きたいと思います。
来年もよろしくお願い致します。
2021年
12月
08日
水
サイン新設

5年ほど前にタバコ販売店をカフェに改装させて頂いたお店から、サインの増設依頼を頂きました。
店舗工事をさせて頂いたお店の中には、すでに閉店してしまったお店やオーナー代わりで別のお店になってしまったお店など様々あります。
いつまでもちょっとしたことでも、いつまでもご相談いただける事はありがたい事です。

今回は店内の少しの改装とメイン道路沿いのシャッターにサインを新設させて頂きました。
オーナーのスタイルに合わせたデザインとし、木製で手書きで作ることにより、なんとなく店内とメニューをイメージしていただけるようなサインになりました。
お店の外壁やドアなども経年変化で汚れてはきたのですが、すごく柔らかい色合いになり雰囲気がすごく良くなっています。
丁寧で美味しいお店なので、いつも女性グループで満席です。
いつまでも続くお店というのは、いくつもの良さが重なり合っているように思います。
2021年
11月
01日
月
ジュースバー

芦屋で少しの期間だけ「fiore」の店舗デザインと施工をさせていただきました。
壁のクロスの張替えと床の塩ビシートの張替え、カウンターの造作、ファサードのテント新設、照明器具の交換程度の工事です。
手作りの洋菓子と生ジュース(冬場はスープ)を店頭で販売されるようです。
昔は果物屋さんが果物販売の片隅でミキサーを回して販売していたのをよく目にしたのですが、今はお洒落なお店がたくさんできているようです。
少し調べると若者の間では、通称「ジュースバー」と呼ぶようです。

依頼のメインはカウンター作りだったのですが、最初は造作家具屋さんでメラポリ材のカウンターを作ろうと思ったのですが、結構コストがかかるため断念し、手作な感じで、ランバー材と集成材・羽目板で作ってみました。
オフホワイトで本体を塗装し、カウンターの集成材のみ生成りのクリアー色のウレタン塗装にしましたが、これはこれで温かみがある感じになりました。
小さな調湿ケースも立ったお客様から見やすいように少し置台も作り一体的に設置しました。カウンターの背面は収納棚になっています。
お店の方は、これからゆっくりオープンされる予定だそうです。
2021年
10月
19日
火
手洗の水栓について

芦屋でジュースバーを作っています。
小さなお店ですので、カウンターを作って内装の壁紙などを張り替え、照明器具を交換した程度です。
シンプルで白を基調にした内装になっています。
さて、タイトルの話なのですが、6月より保健所の営業許可申請の際、従業員用の手洗の水栓を自動水栓にしないといけないと指導されています。
既設の設備を使用する場合、簡単に自動水栓に換えれる商品は良いですが、写真のような場合はなかなか難しいそうです。

そして何よりも国産の自動水栓は結構高額ですし電気の供給が必要です。
通販のアジア製は電池式で安いのですが、業務用に使うには今一つ安心感がありません。
そもそも保健所の指導意図は水栓を手のひらで握ることで、水を出したり止めたりすることが、よくないと言うことなので、いつも長いハンドルに変えて、手の甲などで作動させますと説明すると、今まで通っております。
それで今回手洗器は、純正の交換ハンドルもないので、数百円程度の金物でハンドルを作ってみました。
これで、通過できると思うのですが、今から検査を受けますのでまだわかりませんが通って欲しいです。
2021年
9月
28日
火
カフェのファサード

本山南で工事をさせていただいているカフェのファサードです。
以前は蕎麦屋さんだったのですが、全く再利用する箇所がなかったので、新規でファサードを作りました。
店舗デザインは大体いつも同じ様になってしまうのですが、狙いは、できるだけ店内を見せる方が入りやすいという事と柔らかい雰囲気を出すためには木製のドアが良いという気持ちからです。(安価にもできやすいです)
間口は狭いのですが、テントを大きくする事で、少し大きな店舗に見える様にしました。

ロゴは、私と同じ中高大の後輩、スタジオ100の岸さんにお願いしました。
いつも簡単な説明でもすぐに組みとってくれるセンスの良い方です。
サインやグラフィックで悩んだときは彼の力は大きいです。
この写真は厨房側のファサードです。
勝手口って感じです。
白い扉とブラウンの枠、そしてガラスのモザイクタイル。
良い感じに仕上げったきました。
あとは保険所検査などを待って完成となります。
2021年
9月
21日
火
灘の居酒屋

2ヶ月弱程かかって、やっと灘の居酒屋もできてきました。
結構古い木造住宅で、2軒繋がりの長屋的住宅だったので、解体時は建物の傷みや損傷も多かったのですが、少しずつ補修をしたり補強をしたりしながら進めていきました。
なかなか難しい案件で、いろいろな設備が全て住宅仕様なので、そのあたりも調整しながら進め、いろいろな箇所でラッキーなことも絡んだ案件でした。

解体時は一体どれほどのことをする必要があるのか?
店舗として成り立つのか?などなど。
普段あまり使わない頭を一生懸命に使い気持ち的には悩んだ一時期でしたが、こうして出来上がったくるとなんとも言えず愛情が湧いてくるものです。
でも、しばらくは安心な建物の工事をやりたいのが本音です。(笑)
2021年
9月
08日
水
職人さんは繊細な感覚だ!

灘の居酒屋さんの工事もだいぶ終盤に差し掛かってきました。
最初からかなりドキドキした店舗工事でしたが、なんとか上手くできそうな気がしました。やれやれです。
店舗内の壁にラスカットをはり、そのラスカットに下地のモルタルを左官屋さんが塗ってくれています。
この後仕上げに白セメンを塗って仕上げとなります。
いろいろな職人さんと現場で話をするのですが、やはりなかなか後任者がいなくて、皆んな自分の代で終わりだと話しています。
個人的には職人さんに変われるロボットができないでしょうし、結局手作業ですることが無くなって、全て工業製品の壁仕上げ材に変わっていくのでしょう。
味気や温かみがなくなるのは残念に思います。

並行して本山南のカフェ店舗も少し形になってきました。
こちらは難問が少ないのですが、建物本体が少し傾いているので、全ての壁の垂直・水平が躯体の壁と揃いません。
違和感がない様に少しずつ調整しながら大工さんが行っていますが、こちらもロボットが判断をして変われるのは難しいと思います。
やはり人間の感覚はすごく繊細で知能的だと思います。
少し暑さも和らぎ、現場職人にはありがたい感じになってきましたが、やはり大変な作業です。
2021年
8月
26日
木
下地の腐食

以前おうどん屋さんだったお店をカフェに作り替える工事をしています。
最初前のままの内装を拝見した時は、壁のクロスの表面にカビが少しついていたので、長年閉めっきりにしていたからかな〜ぐらいを思っていたのですが、壁紙をめくっていくと下地のプラスターボードが湿気でフカフカで、ほぼ腐っているような状況でした。
いろいろな要因でこんな事になっているのだろうと想像はできますが、家主さんと借り手さんとの立ち位置が違うので、解消さすには少し時間がかかりそうです。

反対側の壁も下部がおんなじように腐っていて下地がボロボロです。
壁紙を剥がさないとわからなかったのですが、これもいろいろ要因は考えられそうです。
阪神大震災に崩壊せずに頑張って残った鉄骨造の小さなビルですが、目に見えない傷から少しずつうみを出しているような状況で、根本的な対策は難しいような気もしますが、できるだけのことは内装でカバーしたいと思います。
2021年
8月
06日
金
配管配線の仕込み

古い古い木造家屋を居酒屋さんに改装している現場です。
なにぶん古い古い建物なので、間仕切壁などを解体後、補強をしながら作業を進めています。
汗がほとばしる状態の現場ですが、みなさん一生懸命作業を進めてくれています。
電気屋さんと給排水設備屋さんが先行して配線・配管作業をしています。

我々の業界では先行した配線配管を仕込みをすると呼びます。
床のフローリングや根太を取りつつ水道配管作業が進みます。
この後床にコンクリート打つので、この配管は見えてきません。
電気の配線も壁の中に入ってしまいますので、配線も見えてきません。
しかしこの仕込みが大事な部分で、後で簡単にやり直すことができないので、結構慎重な調整や確認が必要になります。
毎年今頃の時期は暑いのが決まりですが、今年は毎日軽い熱中症になっているように思います。
2021年
7月
20日
火
鎧を着けた戦士

いくら病気を抱えたひ弱な体でも、立派な鎧を纏うと相手には分からないものです。
築50年以上前の木造住居を店舗に改装しています。
当然図面が残っていないので、推測を立てながら解体作業に取り掛かります。
まず不備が出てきたのがこの柱、柱の下部が腐り(シロアリか?)柱が基礎に接していません。

こちらの柱は梁に全く接していません。
既に綺麗にリフォームされた賃貸物件を解体しているのですが、壁の仕上げ材を剥がさない限りこんな事はわかりません。
20〜30年前ぐらいの築造ならこんなこともないのでしょうが、40〜50年以上前の建物だとこんな事はざらにあるように思います。

これは切断された柱。
なんだかの事情で切断をしたのでしょうが、せめて補強をと思う箇所です。
少しずつ手を入れていきながら、多少なりにも傷を回復させて少しでも長生きできる建物にしたいなと思って工事にかかっています。
2021年
6月
29日
火
壁紙

住宅のリフォームや店舗工事に壁紙を使うことがよくあります。
案外思い切った色を使うと新鮮な感じになるものです。
壁紙メーカーも数社あり種類もたくさんあるので、それなりに選ぶのは大変ですが、できるだけ沢山見られることが良いと思います。
この部屋はオフィースです。
黄色の壁紙は施主様が選ばれたのですが、個人的にもとても良い色だと思います。
サロンなんかにも良さそうな色です。

雑貨販売の部屋にはカウンターを作りました。
今日は塗装屋さんが朝から一生懸命に塗ってくれています。
塗装屋さんも結構あると思うのですが、ほとんどの仕事が外壁塗装や鉄骨塗装が多く、意外と繊細に室内内部の塗装を上手に塗れる人が少ないように思います。
どんな職種の職人さんにも共通するのは、本質的に、仕事に丁寧さが保てる方は安心してお願いすることができます。
2021年
6月
12日
土
アイアン塗料と防塵塗装

雑貨品を取り扱う会社の移転先事務所の工事をしています。
エントランス部分に扱い商品のスペースを作るために、まずはフロントのアルミサッシュを塗装してみました。
ターナーのアイアン塗料なのですが、水性の為幾分弱いかな〜とも思いますが、塗装が剥がれてもそれなりの雰囲気が出るかな〜と思っています。

そして板宿のカフェの最後の作業は、万能液と言われる溶剤をかけながら、床にポリッシャーをかけました。
もとは自転車屋さんでしたので、オイル汚れなどもあったのですが、幸いに大方取れて綺麗になりました。
モルタルも薄く削られ埃もすっかりなくなりました。
長い年月を感じさすのは、床の凸凹ですが、これも味かなと思っております。

洗い屋さんが終わった翌日、塗装屋さんに防塵塗料(クリアー)を3回ほど塗ってもらったら、ピカピカの床になりました。
なんかこの自然な雰囲気はクセになりそうなぐらい気に入っていて、これからも床に何か張ったりだけでなく、この方法もどんどん取り入れたいなと思っております。
2021年
6月
03日
木
板宿のカフェ・終盤

板宿のカフェも終盤の仕上げ作業にかかっています。
できるだけ自然で衛生的な雰囲気にして、入店しやすいイメージを意識してみましたがいかがでしょうか?
個人的には年齢的な事も関係しているのかもしれませんが、あまりお店のイメージが主張しているお店には、入りにくい意識を持っていて、結局いつも同じような感じのお店になってしまいます。

早速オープン告知のお知らせを施主様に貼っていただきました。
工事中ズ〜と「ここ何になるの?」と聞かれてたのですが、告知とサインをつけたので、近隣の方にはわかって頂けるのかな〜と思っております。
後、モルタル床を少し研磨し防塵塗装をして完成となります。
オープン時にはコロナ規制も緩和してたら良いな〜と思います。
2021年
5月
07日
金
板宿のカフェ

板宿のカフェの工事をやっています。
もともと自転車屋さんで木造2階立ての一軒家です。
外壁がリシンの吹き付けで、内装工事だけではカフェにならないと思い、アルミサッシを全部撤去して、外壁も含めて改修しております。
特に窓上にある小庇が住宅ぽくて嫌で、なんとかこれを隠したいなと思うところから、外装を考えてみました。

塗り壁ベースのラスカットを小庇を含めて、ややモダンなスタイルに変更しています。
これにモルタルを塗って、ジョリパッドの塗り壁で仕上げたいと思っております。
長らく空き家状態だったようで、通りすがりの人から「何になるの?」としょっ中聞かれます。
聞かれるついでにたわいもない世間話なんかをすると結構楽しいものです。
工事とは関係ないのですが、隣のラーメン屋さん「喜八」がすごい人気で、いつも長蛇の列ができています。
美味しいもんは遠くからでもわざわざ食べに来るもんなんですね!
2021年
4月
22日
木
なかなかバタバタしています。

毎年のことですが、春頃に工事の依頼をいただく件数が多くなります。
苦楽園で5年前に向かって右側のヘアーサロンを作らせていただき、今回左側に倉庫兼研修所を作らせていただきました。
テントの形や色、外壁の色も少しだけ変えましたが、ほぼ姉妹のようになりました。
倉庫も兼ねているので、大きな引戸を作りましたが、この扉が50kgほどになってしまい、過去最大の木製ドアになりました。

高速長田で洋菓子店の工事をしています。
かつては古い個人店で洗剤や医薬部外品を販売されているところでしたが、さすがに大手の薬品店が近くに大量に出店されているので、その役割を終えたのだと思います。
そしてほとんど外壁周りだけを変えて、新規に洋菓子店に変えています。
洋菓子ケースの都合で少しオープンが遅れていますが、5月末頃にはオープン予定です。

こちらは1週間の改装期間で、今突貫でやっている、甲南山手のヘアーサロンです。
着付け室を設けるのが真の目的ですが、サイドシャンプーをバックシャンプに変えたりとついでに色々させていただいております。
なかなかバタバタはしておりますが、少し落ち着かないといけないと自分に言っているのですが、うまくいかないものです。
間も無く還暦を迎えるのですが、孫のためにももう少し頑張りたいと思います。
2021年
4月
08日
木
ダイソー

コピックが1本400円近くもするので、なかなか手着色に戸惑っていたのですが、コピックを真似た商品がダイソーで2本100円で売っていたので、早速購入して塗ってみました。
さすがに2本100円の商品はなめらかさや発色性はダメですが、淡い色目はなんとなく使う分にはありかもしれません。
濃いカラーは??です。

いつもはパース類は3Dレンダリングで出力するのですが、何かパースに温かみがでなくて、いろいろipadにpencilで書くなども挑戦してみたのですが、手書きの良さがでませんでしたし、ガラス面に書くというのもなかなかうまくいかないものです。
まあ、思いが伝わることが一番大切だと考えると、できるだけ手書きにして細かいところもわかっていただきたいな〜と思っているところです。
このファサードはこれから須磨区の板宿駅近くで工事を始めるカフェの店舗です。
出身の学校も板宿駅にあったので、かなり懐かしく楽しみな現場になりそうです。
2021年
3月
23日
火
外壁

苦楽園のヘアーサロンの外壁工事にかかっています。
前回までの説明の通りブロックを1段積み、その上にフレームを組みラスカットを貼りアルミサッシを仕込んだところです。
最近のアルミサッシは半外付け仕様になっていて、外壁サイディングをこのラスカットに張ると枠の部分が収まるようになっているのですが、塗り壁の場合はあえて枠周りにケーシングのようにラスカットをダブルにすることで、建物の凹凸が少しでも出るかなと思い、いつもこうしています。

そして壁面専用のモルタルを塗っています。
左官屋さんの説明では、壁面用のモルタルは潰れるかん水を使うことで、垂れなく伸びの良い塗り壁になるそうです。
なんかコテさばきが、べと〜と、伸びるなと思って聞いたのですが、聞いてよかったです。
まだまだ知らないことだらけですが、勉強になります。
この後化粧材の塗り壁材を仕上げに塗る予定です。
2021年
3月
01日
月
トイレの改装

某縫製会社の各部署のリノベーションを引き続きさせていただいております。
今回の投稿は男子トイレです。
この会社には従業員の方が多くトイレ室がたくさんあるのですが、一箇所だけ来客用のトイレに改修するというお話があり、させていただいたのが、この写真のトイレです。
何十年前かに竣工されたままとの事でしたので、和式便器と小便器と言うスタイルのトイレでした。

古い和便器や小便器を全て解体撤去し、床のタイルも床高さを変えないように削って撤去しました。
そして新たに床に磁気タイル貼り、壁と2段落ちの天井を作り全て塗装。
和式便器があった位置に様式便器を設置し、左サイドにSK室を作り、残りの左サイドに手洗いやトイレットペーパーの収納キャビネットを設置しました。
来客用ということもあり、間接照明を使い落ち着いた空間としました。
自分の家でもこのサイズのトイレを作れれば、私ならトイレ書斎にしたいです。
・・・まあ!家族になかなか出てこないと文句を言われそうですが。
2021年
1月
11日
月
インダストリアルデザイン

謹んで新年のお喜びを申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
今年も早速スタートして1月5日から工事をしています。
タイトルは難しい名前になってしまいましたが、DIYで店舗を作る場合非常にやりやすいデザインかと思い少しアップしてみました。
ハンドメイドの財布屋さんの店舗を作っているのですが、ほとんど施主様自らDIYで作業をされています。
天井は弊社で撤去しましたが、既存の床を剥がし、壁・床・天井と全てDIYで塗装されています。
わざと綺麗ではないのですが、それがまた良い味を出しています。
もともと事務所仕様でしたので、富士型の蛍光灯がたくさんついていたのですが、その蛍光灯を分解し、ガードをつけてハイダクレールにぶら下げるだけで結構雰囲気がでます。
インダストリアルとは工業的なと言う意味合いですが、ザラザラした剥き出しのコンクリートや無骨な金属など機能美を表すデザインです。詳しくはググってください。

外部のサッシも事務所的な安っぽいアルミ色のサッシでしたが、少し材料的には高価ですがアイアン塗料を枠に塗るだけで、無機質な金属感になり、充分無骨感が出ると思います。
この後、網入りガラスを透明に入れ替えますが、もう充分事務所がインダストリアルゼザインな店舗に変わっています。
施主様がほとんど作業されているので、こちらは電気工事やちょっとしたお手伝い程度ですが、インダストリアルとテーマを決めると、わりとローコストな店舗ができるんじゃないかと思います。
2020年
11月
20日
金
あまから手帳9月号

打ち合わせまで少し時間があったので、本屋さんで立ち読み。
もう20年以上前から発行を続けている骨太な月刊誌「あまから手帳」9月号に、弊社が店舗施工をさせていただいたお店が2店舗出ていた。
1軒目は、六甲道の「ル・トレフル』さん
野菜の卸をしつつ、旬な素材を生かしたフランス料理店をされています。パリの気鋭店で3年修行されていて、手頃な価格で本場パリの味をいただけます。

そして2軒目は、みなと元町の「神戸中華・うえばやし」さん
東京や広東省のホテルで腕を磨いた店主。
隣接する南京町のお店とも少し異にした、近郊素材の活用、滋味を生かした優しい味付け、イタリアンやフレンチのエッセンスも散りばめた我流上林中華。
どちらのお店も素材と料理を作る価値にお金を払う意味があるお店です。
両店は野菜を通じてつながっています。
是非是非、チェーン店や家庭では味わえない料理をたまにはいかがでしょうか?
2020年
11月
10日
火
カフェの改装

兵庫の菊水町でシンボルカラーがオレンジ色のカフェを再営業の為に改装させていただきました。
今年はコロナ禍の為なのか、営業力の低下なのか新規開店の店舗工事が例年に比べ少ないです。
最近は営繕的な修理やメンテナンスなどの仕事がほとんどで、
そんな状況の中でも、たまに改装工事の依頼頂けることはありがたいことです。

水回りの補修が中心だったのですが、折角再営業という意味合いもあり、一番汚れていたテントを張り替えることになりました。
同じオレンジ色では面白くないので今回はレモン色にしていただきました。ついでに扉もレモン色に変更です。
前面道路の通行量が多くまたバスの停留所でもあり、排気ガスの影響かテントや外装がすぐに汚れてしまうそうです。
バス待ちの方からいつ再オープンするのなど頻繁に聞かれたことから、このお店が地域の方の憩いの場だったことが伺えます。
幸い皆様から明るくなったと喜んで頂け、微笑ましく暖かい改装工事となりました。
(ありがとうございました・・・感謝!)
2020年
10月
23日
金
小さなカフェ

阪急六甲の南側に六甲八幡神社があります。
静寂な凛とした空気の神社で、お参りをする度背筋がピンと伸び心が休まります。
その神社の南側に小さなカフェの店舗工事をさせて頂きました。
もともと事務所仕様のお部屋でしたが、軽飲食なら大丈夫でした。
すごく難しい箇所はなかったのですが、既存の躯体壁がALCで団子貼りのプラスターボード仕上げで、重いものを壁につけたりは壁下地に補強が必要でした。

床は塩ビタイル(フロアータイル)、カウンターゴム集成材、壁天井クロス貼りと言う、いたってシンプルな内容の施工でした。
今年はコロナ禍で新店工事が少なかったのですが、仕事をいただけて本当にありがたく思い施主様には感謝しかありません。
やっと全体的にコロナ騒ぎも落ち着いてきたのか、少しずつですが、新店のプランニングや見積が増えてきました。
今年は年初に、できるだけ怒らずに穏やかに人に優しく生きていこうと決めました。
トラブルもあるしうまくいかない事だらけですが、これからも人に優しくは続けて行きたいと思います。
・・・そう思い続けたら、うまくいくような気がします。
2020年
8月
12日
水
いろいろな改装工事

三宮の脱毛サロンさんから、トイレのタイルがダサいので、クロス貼りにして欲しいとの依頼。
タイルに直接、塗装をしてはいかがかと提案はしたのですが、やっぱり壁紙にされたいと。
タイルの上から下地を組んでプラスターボードを貼りました。あとはクロス(壁紙)で仕上げます。

北六甲の医院改装も、お盆休み関係なく普段通りのように工事を続けています。
屋根塗装と外壁塗装もしているのですが、職人さんは暑さでヘトヘトです。内装はエアコンがある環境なので、なかなか快適そうです。
ただ、みんな家族がいるので、お盆ぐらいは休みをと思うのですが、取れますでしょうか?
弊社の事務所は、明日13日〜15日までは、受付の電話応対が不在です。
メールや携帯電話をいただくのは、全く問題はございません。
2020年
7月
07日
火
天蓋について

暑い、雨が多く湿気がきつい。
コロナ禍もまだまだ続いているので、マスクが息苦しく感じる毎日です。
このプログもほったらかし状態になってしまい、慌てて書いている状況です。
以前施工させていただいた、専門レストランからの依頼で、カウンター上の天蓋を外してエアコンの位置を変更してほしいとの依頼です。

天蓋(てんがい)とは聞きなれない言葉だと思いますが、店舗工事業者は、カウンターの上にくる吊戸風のものや照明で飾った物を天蓋と呼びます。
初日、天蓋を撤去して、2日目エアコンを移設し、撤去後を補修するという作業でした。
しばらく期間があいてしまったプログですが、何とか仕事をしている事だけを伝えたかった内容になってしまいました。
また、明日から頑張ります(笑)。
2020年
4月
15日
水
ウレタン塗装の白濁

世の中ががらっと変わったようなコロナ騒ぎ。

既存の天板を全部はずして、同じサイズ・同じ形態で再び新しいゴムの集積材で施行しました。
余談ですが、ゴムの木は非常に硬く質量も高く重いいのですが、木目と樹色が洋風で、わりとお気に入りの集積材です。
前回はオイルステインにウレタンクリアーだったのですが、同じ事をすると白濁が起きかねないので、今回はオイル塗装で仕上げたいと思いました。
前回は少しでも清掃がしやすいかなと考慮してウレタン塗装を選んだのですが、結果的には大失敗となったのです。

写真ではあまり違いが分からないかも知れませんが、オイル塗装でこんな感じに仕上がりました。
艶と色が多少変わっているのですが、白濁する要素は無さそうだと思っています。
長くいろいろな店舗工事をさせて頂いておりますが、いろいろな業種によって、配慮する点が多々
違うので、なかなか苦労はしますが、ひとつひとつの失敗の経験が今後に役立つと思い、この仕事を続けています。

塗装に使用したのは、ドイツ製のオスモ社のウッドワックス。
欧州は健康基準にかなり厳しく、このオスモ社のワックスも子供の積木などに採用されています。
子供が口に入れても害が無いような基準になっているそうです。
国産の塗料よりかなり割高だとは思いますが、発色・耐久・施工性などかなり良い塗料だと思います。
2020年
2月
17日
月
現場調査

今年になってすごく物事が進みません。ひょっとして前厄のせいかもしれませんが、気を取り直して現場調査について書きます。
電話やお問い合わせファームから店舗改装や新設の依頼をいただくと、まずは現場調査にお伺いします。
ほとんどの案件は古い建屋が多く何回も改装されている場合が多いです。
そして過去の図面が何も残っていないことがほとんどです。
ですから、まずは現場調査で空間の寸法を採寸していきます。
採寸が終われば、水道の位置、電気の容量、ガスの容量などを調べ、施主様の要望を伺うという手順になります。

上の写真のように、ほとんど建物躯体だけになった案件。
そして右写真のように、躯体壁に仕上壁が残っている案件。
もちろん後者の方が作業工程が少ないため、若干費用面は有利になります。
現場調査を終えると、提案図面の作成に取り掛かるのですが、ここから3〜7日かけて提案図面と概算見積書を作成します。
だいたい2〜3社相見積もりの場合が多いのでしょうが、全部の業者が出揃うまでには待ちぼうけの日々が続きます。
この待ちぼうけの日々は本当に長く感じれらます。
2020年
1月
29日
水
テーブル席とカウンターのディテール

今年に入り、すっかり暇になってしまいました。
毎年1月はゆっくりしているのですが、今年は例年にもましてゆっくりしています。
いろいろご提案している案件はあるのですが、うやむやなまま日々を送っております。
こんな時は普段できないことをしようと思い、店舗デザインの際に頭の中にある図面を書き起こそうと思いました。
まずは飲食店の業態によるテーブルサイズの基本的なサイズを図面化してみました。

そしてカウンターと椅子の高さの関係性。
厨房の床が上がっている場合が多いのですが、その場合もできれば客側の床高さも調整したいものです。
個人的な判断で断面図を書きましたが、他の店舗デザイナーさんに、それは違うという意見もあるでしょうが、標準的なところで少しでも、新規開店オーナー様の参考になればと思い作成したものですので、おお目に見ていただけたらと思います。
2020年
1月
14日
火
積層材(集成材)について

カウンターや棚板などに積層材(集成材)を使うことがよくあります。
一般的には、赤松(パイン)、ゴム、ナラ、スギ、ツガ、タモ、オーク、ヒバ、ウォールナット、チーク等いろいろな樹種が様々な厚みで販売されています。
安価な部類では幅600mm長さ4000mmまでなら比較的容易に販売されていますが、高級な樹種はなかなか幅の広いものは容易ではないです。
写真は先日の現場で使ったゴムの積層材の断面です。ピース状の木材を専用のボンドで繋ぎ合わせることで、比較的安価に調達できて、施工上の狂いも少なくて良い材料です。

これは、パインとタモの積層材です。
年末年始の休みを利用して、様々な積層材にオイルを塗ってみました。

塗ったオイルはアンティークワックスで左:ウォールナット、中:オーク、右:チークです。全て一度布で擦りました。
樹種が違っても、オイル塗装をしてしまうとよく似るのですが、オイルが染みることで、幾分木目の違いが出る感じです。

こちらはゴムとウォールナットの積層材。色目が大幅に違いませが、硬さはよく似ています。

そして上と同じようにオイルを塗ったものです。
幾分オイル塗装で着色はされるのですが、濃い色目の樹種はワックスの色の違いがたいして影響しないことがわかります。
今回いろいろな樹種板にオイル塗装をしたので、もっと種類があるのですが、このブログではこのあたりにしておきます。
樹種の違いで、硬さと重さ(比重)が全く違うのですが、柔らかくて軽いものは比較的に安価で、硬くて重いものは比較的高価です。
他に気になる樹種がございましたら、お問い合わせしてください。
今年も一年よろしくお願い致します。
2019年
12月
27日
金
珈琲焙煎店

神戸市西区で店舗工事をしていた、珈琲焙煎店がオープンしました。
外観はできるだけ店内が見えるいつもの仕様です。隣が人気店のパン屋さんなので、相乗効果はあるようです。
神戸人は本当にパン好きが多いようで、美味しいパンにはこだわりの珈琲豆でという方も多いようです。
多少目立たない場所でも、その商品を求められるようになると、遠方からもたくさんお見えになるようです。

店内はざっとこんな感じで、白を基調に少しナチュラルな雰囲気です。
大きなテーブルには試飲様に珈琲豆が並べられ、各々試飲をすることができて、自分好みの珈琲豆を探す事ができます。
POP関係はオーナー自らが書かれて、珈琲豆への思いがすごく感じられます。
デジタルの書体では、こんな優しい雰囲気にはならないでしょうね〜
ちなみに黒板のような部分は全て壁紙なのですが、チョークで書ける仕様なので、なかなか楽しい素材です。

そしてオーナー自ら作られたディスプレー棚。
SPFのツーバイ材をうまく加工して、何箇所か回ったホームセンターで見つけられた杉の棚板。
なかなかの出来栄えで、総額1万円ほどでできたようです。
限られたご予算の中で新しくお店をオープンさせるという行為は、期待と不安が同時に襲ってくるとは思いますが、何かやらないとなんにも始まらないとつくづく思います。
2019年
12月
12日
木
店舗改装2題

今年も残り20日ぐらいになり、一年って早いな〜と思います。
さて昭和の香りがプンプン残る喫茶店(カフェとは呼べない)を木灰そばの立ち食い店に改装しています。
『木灰そば』って何だろうとちょっと調べたら、もっかいと読むそうです。
沖縄そばの麺の製法の一種のようで手間がかかるが、喉越しが良いように書いていました。沖縄には2年ほど行ったり来たりの期間があったんですが、木灰そばは全く知りませんでした。沖縄そばは好きなので、オープンしたらいの一番に食してみたいと思います。
ほとんど内装はこのままで、最低限の改装でオープンさせたいとのオーナー様のご要望です。

こちらは洋菓子店をカフェに改装しています。
もともとカフェのような内装ですので少しの改装ですみそうです。
オーナー自ら壁の左官などもされるようで、我々は給排水や電気設備・ガス工事を中心に工事をやっています。
初期投資はできるだけ少なくお店を始められるのは一つの賢明な選択だと思います。