最近居宅の工事が続きます。
ふと思った事なんですが、一般の居宅で平面的にとらえて部屋の中に占める家具や物の量は何パーセントぐらいを占めるのでしょうか?
いろいろ調べましたが、統計的な数値はありませんでした。
ついついお気に入りのソファーやダイニングテーブル・オーディオラックなどを買ってどんどん詰め込んでいくとおそらく50%以上の割合の居宅が多いと何かにのっていました。
リフォームの依頼をうけて訪問すると、たいていすごい量の家具や物があります。
せっかく気に入って買った物を捨てれないのは誰でも気持ちは同じでしょうが、リフォームの前に一度いらない物を捨てるなり、人に上げるなりして家具や物の割合を40%ぐらいまで絞り込むと、何をどうすれば住みやすく心地よい空間になるのか、もう少しはっきりと見えてくるように思います。
インテリアデザイナーや写真家のお宅を訪問すると、たいてい空間に適度な余白があり、どんな角度やどんなコーナーも写真を写すと抜けがないインテリアになっています。
それが全て良いとは思わないですが、余白の大事さはつくずく感じます。
写真は中古のマンションを購入された施主様のリノベーション工事前に解体した写真です。
前のオーナーが住まわれている段階で拝見に伺ったのですが、その時は物が多くて全体が把握しきれない状態でした。
こうして解体をして物が少なくなっている状態だけでも、かなり明るくなり風が通り、気持ちがよい空間になっているように思います。