ウレタン塗装の白濁

世の中ががらっと変わったようなコロナ騒ぎ。

ご多分にもれず大変隙になっています。
こんな時もあるやろと自分を励まし、この先を信じ仕事を続けている状態です。
さて、昨年施行させて頂いた自家製パン店ですが、レジカウンターとパン陳列台の天板が白濁していると連絡を受け、一度塗装屋さんに見てもらいペーパーかけからウレタンを再塗装して貰ったのですが、やっぱり白濁してしまい、どうしようもないので天板の再施工をさせて頂きました。
原因はいったい何なのかが特定出来ず、塗装の難しさを痛感しています

 

既存の天板を全部はずして、同じサイズ・同じ形態で再び新しいゴムの集積材で施行しました。
余談ですが、ゴムの木は非常に硬く質量も高く重いいのですが、木目と樹色が洋風で、わりとお気に入りの集積材です。

前回はオイルステインにウレタンクリアーだったのですが、同じ事をすると白濁が起きかねないので、今回はオイル塗装で仕上げたいと思いました。

前回は少しでも清掃がしやすいかなと考慮してウレタン塗装を選んだのですが、結果的には大失敗となったのです。

写真ではあまり違いが分からないかも知れませんが、オイル塗装でこんな感じに仕上がりました。

艶と色が多少変わっているのですが、白濁する要素は無さそうだと思っています。

長くいろいろな店舗工事をさせて頂いておりますが、いろいろな業種によって、配慮する点が多々

違うので、なかなか苦労はしますが、ひとつひとつの失敗の経験が今後に役立つと思い、この仕事を続けています。

塗装に使用したのは、ドイツ製のオスモ社のウッドワックス。

欧州は健康基準にかなり厳しく、このオスモ社のワックスも子供の積木などに採用されています。

子供が口に入れても害が無いような基準になっているそうです。
国産の塗料よりかなり割高だとは思いますが、発色・耐久・施工性などかなり良い塗料だと思います。


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