いくら病気を抱えたひ弱な体でも、立派な鎧を纏うと相手には分からないものです。
築50年以上前の木造住居を店舗に改装しています。
当然図面が残っていないので、推測を立てながら解体作業に取り掛かります。
まず不備が出てきたのがこの柱、柱の下部が腐り(シロアリか?)柱が基礎に接していません。
こちらの柱は梁に全く接していません。
既に綺麗にリフォームされた賃貸物件を解体しているのですが、壁の仕上げ材を剥がさない限りこんな事はわかりません。
20〜30年前ぐらいの築造ならこんなこともないのでしょうが、40〜50年以上前の建物だとこんな事はざらにあるように思います。
これは切断された柱。
なんだかの事情で切断をしたのでしょうが、せめて補強をと思う箇所です。
少しずつ手を入れていきながら、多少なりにも傷を回復させて少しでも長生きできる建物にしたいなと思って工事にかかっています。