以前のセット面には、この壁の中あたりに柱形(壁から突き出して半面だけ見えている柱)があり、その柱がセット面を2+1と柱形で別れていました。
鉄鋼造の建物やRCの建物は柱を壁内にする為どうしても柱形が内部に残ります。
今回改装にあたって工夫をしたのは、セット面を斜めに配置することで、その柱形を造作壁の内部にわからないように納めました。
3席のセット面は綺麗に配置できました。
1席の有効幅は160cmです。普通より10cm広げているのですが、ゆったりした席幅に感じます。
そしてお客様の目線を緩和させる間仕切を作ったのですが、べったりした壁だと奥行感がなくなるので、米栂の無垢材(40×70mm)で縦格子としました。
シンプルな造作ですが、できるだけ無垢材の良さがでるように心がけています。
この後、塗装や壁紙、照明器具等、仕上げ工事に入っていきます。
短期工事なので、作業工程でつまずかないようにしたいと思います。