多くのリフォームで和室を洋室にして欲しいと言うご要望を頂きます。
今回は写真で洋室にする手順をご紹介したいと思います。
まず、和室は多くの洋室とは異なり、柱を主張する真壁と言われる意匠になっており柱と柱の間に壁が存在し、その壁が砂壁であったり漆喰であったりします。
その特徴的な和室の壁をいわゆる大壁(柱が見えない壁)としないと一般的な洋室になりません。
そこで柱と柱の間の壁に、胴縁と呼ばれる構造材を303mmピッチで入れます。
胴縁は数種類のサイズ(幅×厚)が存在し、状況に合わせてサイズを選択します。柱の表面にプラスターボード等を貼りたいので、その隙間を埋める感じです。
その後、胴縁を入れた部分と柱部分をプラスタボード等で覆い隠すようにします。
あと和室には特徴があり、建具(ドア)が他の部屋に比べて低くなっています。
基本6尺高さですので約1800mm程度ですが、現在の一般的な洋室建具(扉)は7尺高さ2100mm程度になっています。
洋室化の際は建具(扉)の交換、長押の撤去、敷居の撤去等をするのが一般的です。
簡単な説明でしたがなんとなくわかっていただけたでしょうか?
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