■ 施工事例 マンションリノベーション(1)
[ Before ]
男の子お二人とご夫婦の四人家族。
長男のお子様は小学3年生、次男のお子様は幼稚園年長組で二人ともかなりの元気者。
和室続きの畳の間で、サッカーをしていたようです。
ご自宅にお伺いした時は、畳や襖が「アチャ~・・・」と云う感じになっておりました。
マンションが建てられた当時のままの間取りで使い勝手が悪かった事と、あまりにも部屋がひどくなってしまった事等で、思い切ってリフォーム(リノベーション)を考えられたようです。
ご要望は、リビングをできる限り開放的にし、子供部屋の確保と収納を増やしたいとの事、
お話の中で次男のお子様がぜんそく気味であるとの事、飽きのこないすっきりとしたインテリアにしたい等のご要望、予算は700万ぐらい、広さは76㎡でした。
[ After ]
全ての部屋をまずスケルトンにして、間取り的には続きの和室をリビングと子供部屋に分離し、もともとあったリビングを倍程度の広さにしました。(20帖程度あります)
子供部屋とリビングの境の壁はいつも家族の気配を感じれるように、横長のスリガラスの窓を設けています。
また、天井に広がり感が出るようにと、リビングと子供部屋の室温が平均化さす為に、あえて境の壁は天井まで設けず上部を開放しています。
この手法は、お風呂や洗面、トイレなどにも採用しています。
収納はまとまった3帖ほどのクローゼットや収納家具、垂れ壁を利用した収納棚、柱型をシンメトリーに模造した収納庫を数か所設けています。
マンションには躯体の構造上部屋の隅に柱や梁がありますので、その部分をどう活かす処理をするかが重要ですね。
次男のお子様がぜんそく気味との事でしたので、床にはムク材(メルバウ)壁や天井には壁紙を貼らずに水性の塗装としました。
室内ドアや家具類もほとんど造作とし、時がたっても味わいが出るようなものにしています。
照明器具も種類を少なくし、環境に合せて配置を変えれるように工夫しています。
予算700万円との事でしたが、システムキッチンやサッシュ(ボックス工法)の交換、収納家具やバーチカルブラインド等の製作を含めたリノベーションになってしまいましたので最終的には200万円程余分にかかりました。
私たちが思う「リフォーム・リノベーションのキモ」
① 面積大きい床・壁は素材が大事
② 壁・天井を抜くと空間に広がりがでる (凹凸をつくることも広がりがでる)
③ 水廻りはシンプルでとにかく掃除がしやすく長持ちするものを選択
④ エアコンは見せずに、壁や収納の内側に
⑤ はじめは予算よりも「したいこと」を優先
⑥ プランの優先順位をきちんと前もって決める
⑦ 大きな家具はリフォームやリノベーションの一部 (家具単体で購入しなくても良いように)
⑧ 採光・通風・断熱は快適さを左右すること (かなり重要)
⑨ 一室一灯をやめて「適所敵光」
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